「バーバリー」ライセンス契約を更新できず、紳士用ベルトを扱う(株)根岸商会が破産申請へ

 (株)根岸商会(TSR企業コード:290218179、法人番号:4010501010220、台東区根岸3-24-6、設立昭和23年8月、資本金1700万円、副島基樹社長)は10月31日、事業を停止し、破産手続きを園部裕治弁護士(丸ビル綜合法律事務所、千代田区丸の内2-4-1、電話03-3201-3604)に一任した。
 負債総額は約3億5000万円(平成29年8月期決算時点)。

 昭和9年1月創業で、ベルト、財布、革小物、サスペンダーなどを販売していた。「Paul Stuart」、「COMME CA MEN」、「NICOLE」などのブランド品を取り扱い、大阪のほか、一時は名古屋や札幌、福岡などに店舗を開設していた。
 ピークとなる平成11年8月期には売上高約25億円をあげていたが、29年8月期の売上高は約5億3000万円にとどまっていた。
 29年3月以降、コンサルタント会社を入れ経営の建て直しを図ったが、業況改善に歯止めが掛からず今回の措置となった。
 根岸商会が関係先に通知した書面には、「平成24年、主力ブランドであったバーバリーの方針転換によりライセンス契約を更新することができず、売上が大幅に下落した」旨が記載されている。

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