レッズのマイナーリーガー3名がドミニカでの自動車事故で死傷

レッズは日本時間11月4日にドミニカ共和国で球団傘下のマイナーリーガー3名が交通事故に巻き込まれ、うち1名が死亡したことを明らかにした。近年のメジャーリーグではドミニカ共和国での死亡事故が相次いでおり、2014年にはカージナルスの有望株だったオスカー・タベラス、2017年にはロイヤルズのエース格だったヨーダノ・ベンチュラが交通事故により命を落としている。

交通事故に巻き込まれたのは、右腕のヤイロ・カペラン、同じく右腕のラウール・ヘルナンデス、外野手のエミリオ・ガルシアの3名で、いずれも19歳。このうちカペランが死亡し、ヘルナンデスとガルシアは現地の病院に入院中だという。球団が発表した情報によると、ヘルナンデスは重体だが、容体は安定している。一方のガルシアは入院して治療を受けているものの、命に別状はない。両選手とも現在は現地のドクターと球団のメディカル・スタッフの管理下に置かれているようだ。

カペランは2017年6月にレッズと契約し、今季はドミニカ共和国のサマーリーグでプレイ。18試合にリリーフ登板して2勝3敗、防御率6.25という成績を残していた。ヘルナンデスも2017年6月にレッズと契約し、ドミニカ共和国のサマーリーグでプレイ。昨季は15試合にリリーフ登板して2勝0敗1セーブ、防御率8.55に終わったものの、今季は14試合(うち13先発)に登板して2勝4敗、防御率2.29と成長の跡を見せた。ガルシアは2017年7月にレッズと契約し、今季は他の2選手と同様にドミニカ共和国のサマーリーグでプレイ。47試合に出場して打率.205、0本塁打、11打点、OPS.567という成績をマークした。

事故の詳細は今のところ明らかになっておらず、ディック・ウィリアムス野球部門社長は「我々はドミニカ共和国のメディカル・スタッフと連絡を取り続けており、新たな情報が入り次第お伝えするつもりだ」と情報収集に努めていることを明らかにしている。事故の全貌が明らかになるまでにはもう少し時間が掛かりそうだ。

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