長崎国際観光コンベンション協会は、埼玉県川越市特産の「川越唐桟(とうざん)」とコラボレーションした出島オリジナルグッズを販売している。長崎市出島町の国史跡「出島和蘭商館跡」のヘトル部屋1階売店で手に入る。
同協会によると、唐桟とはインド原産の織物で、江戸時代に出島から広まった。細い綿糸をより合わせて作り、絹に似た風合いを持つ。輸入した唐桟をまね、各地で生産が始まった。江戸末期から明治期にかけ、川越の「川越唐桟」が流行。大正期に一時衰退したが、昭和50年代に復活した。
新商品は、川越唐桟に長崎のハタの文様などをデザインした小物5種。値段はハンカチとポーチがそれぞれ1080円、バッジ378円、ヘアゴム324円、マグネット270円。
同協会は「出島からいろいろな品物が日本に入ってきたことが伝われば」と話した。
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