長野県鉄筋業協会・青年委員会、長野工業高で初の出前講座

 長野県鉄筋業協会(会長・竹花道之マルゼン建鉄社長)は青年委員会が主体となって初の出前講座を開催した。鉄筋業界や建設業界の将来の担い手確保が目的で、10月17日、長野市の長野工業高校の土木科3年生を対象に結束体験を行った。

 生徒たちは卒業制作の課題として設計した逆T型擁壁図面と同じように配筋した鉄筋を青年委員会の指導を受けながら、見よう見まねで結束に挑んだ。

 青年委員長の中村智ナカムラスチール社長は「結束する道具のハッカーを始めて持った生徒さんばかりで、最初から上手にはいかないものだが、やって行くうちに皆さん上手く組めるようになった」と手応えを感じていた。

 同校はキャリア教育の一環で、地元企業と連携した就業体験などを行っている。

 また周辺の教育機関とも連携し信州大学との人材育成や、長野市環境部と連携して市内の保育園・小学校に太陽光発電による夜間照明を設置している。

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