日産・三菱・ルノー、加トランジット社へ戦略的投資へ|カーシェア拡大へ後押し

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2018年11月5日、日産・三菱・ルノーの戦略的ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」は、トランジット社の最新の資金調達ラウンドで投資を行ったと発表した。

トランジット社はカナダ・モントリオール市に本社を置くマルチモーダル交通用のアプリを開発している企業である。

アライアンス グローバル バイス プレジデント フランソワ ドーサ氏のコメント

北米をリードする都市モビリティナビゲーションの新興企業であるトランジット社に戦略的投資を行えることを嬉しく思う。

今回の投資は、都市のモビリティをシームレスで利用しやすいものにすることを目指す同社の取り組みを後押しするとともに、無人運転車両による配車サービスのリーダーかつ公共交通やカーシェアリング用の車両プロバイダーになるという中期計画「アライアンス2022」の戦略にも合致するものである。

トランジット社 チーフ・エグゼクティブ サム バーメット氏のコメント

新たな形のモビリティが記録的なスピードで市場に参入している。

カーシェアリングが定着するまでには何十年もかかったが、今では電動アシスト自転車や電動スクーターが、週単位で増えている。

ワクワクする時代であり、我々はその中で人々が移動手段を選ぶ手助けをしている。

トランジットが成長するにあたり、今後のアライアンスとの緊密な連携に期待している。

トランジット社について

トランジット社のモバイルアプリ・プラットフォームは、公共交通機関、配車サービス、自転車シェアリング、スクーターシェアリングを統合するマルチモーダル交通の実現を可能する。

交通機関からのリアルタイムのデータをユーザーからのデータと組み合わせることで、トランジット社は最も正確な情報を提供している。

リアルタイムで通知を受信する機能を有効にすると、トランジットアプリは現在の車両の場所をリアルタイムで追跡し、停留所に向けての出発時刻、降車時刻をユーザーに知らせるとともに、目的地への到着予定時刻も、交通状況に応じて教えてくれる。

今回の投資は、新たな形のモビリティが急速に市場に浸透する中、マルチモーダル交通を推進するトランジット社の実績を踏まえ、実施したものである。

トランジット社は同分野のリーダーとされ、世界175以上の大都市圏でサービスを提供している。

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