ハロウィーンの先月末、東京都渋谷区の繁華街で一部の若者が暴徒化した問題を巡り、川崎市の福田紀彦市長は6日の定例会見で、「少なからずハロウィーン自体のイメージがネガティブな方向に振れたのではないか」と懸念を示した。
同市川崎区では先月28日、約12万人の観客を集める国内最大級のハロウィーンイベント「カワサキ ハロウィン2018」のメインとなる仮装パレードを開催。川崎で大きな混乱はなかったが、渋谷区では27日夜から28日朝にかけ、通行中の軽トラックが群衆に横倒しされる被害が起き、痴漢や盗撮容疑などで逮捕者も相次いだ。
福田市長は「川崎はいい事例と捉えられていた」と胸を張る一方、悪影響を危惧。「一部の人たちのせいで、せっかくのいいものが壊されるのは悔しい」と不快感をあらわにした。