三菱マテリアル、北海道森町と森林整備で協定

 三菱マテリアルは先月30日、同社社有林である「森山林」と北海道茅部郡森町所有林で台風被害を受けた山林の一体復旧を図るため、森町との間で森林整備に関する協定を締結したと発表した。台風被害を受けた約0・41ヘクタールの森町所有林を整備の上、5年かけて植樹を行い、今後10年間にわたって育樹を行う。隣接する森山林の一部約0・19ヘクタールについても森町所有林と同様の整備を一体となって行う。

 森山林(1762・45ヘクタール)は、スギ・カラマツを中心とした人工林での木材生産を行っている。15年には北海道内に所在する他の社有林と一括してSGEC(緑の循環認証会議)森林認証を取得し、持続可能な森林経営を進めている。同林は、16年8月の台風10号で約100ヘクタールの風倒木被害を受けたが、これまでに9割超の面積で被害木の整備が完了し、整備後の山林の復旧を進めている。

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