パイオニア・ペダリングモニターシステムに新ラインアップ追加

パワートレーニングやペダリングテクニックは近年、レース志向のアマチュアライダーのみならず、ロードバイクを趣味とする多くのサイクリストからの関心を高めている。自己の成長より速く、より強く、より遠くまで走るというロードバイクの面白さ、価値の追求がサポートツールにも求められている。

パイオニアは2013年10月に国産初のパワーメーターであり、世界初のペダリングを可視化する「ペダリングモニターシステム」を発売し、トレーニングのサポートツールとしてサイクリストの応援を行ってきた。

今回、シマノ社製クランクセット デュラエース(FC-R9100)、アルテグラ(FC-R8000)に対応した 新型のペダリングモニターセンサー と、パイオニアとしては3モデル目となる GPSサイクルコンピューター を新たなラインアップとして発売する。

ペダリングモニターセンサー『SGY-PM930H』 ※写真はSHIMANO「FC-R9100」クランクへ取り付けたものです。クランクセットは付属しません。
GPSサイクルコンピューター『SGX-CA600』
専用ブラケット付属

ペダリングモニターセンサーは新形状、薄型化、Bluetoothに対応。スマートフォンと連携し、専用アプリ「Cyclo-Sphere Control App」を活用してこれまで以上に便利に機器の設定や情報取得がおこなえる。右送信機カバーには新色のレッドを採用。ユーザーからの要望を受け、オプションで5色の右送信機カバーも販売を開始する。

新たにラインアップに加わるGPS内蔵高性能サイクルコンピューターSGX-CA600はSGX-CA500の通信方式に加え、Bluetooth通信に対応。 専用アプリである「Cyclo-Sphere Control App」で初期設定、データフィールドのカスタマイズやファームウェアアップデートが簡単におこなえ、他外部ツールとの連携により、外での実走、室内でのローラートレーニングと各シーンで多彩なライド、トレーニングの充実、利便性が向上する。

これまで同様本モデルを含む当社製のペダリングモニターセンサーとサイクルコンピューター「SGX-CA500」(既発売)、新製品「SGX-CA600」を組み合わせることで、ペダリング1回転ごとの力の効率を示す''ペダリング効率''、左右それぞれのペダリング1回転ごとの''パワー値''、 クランクの回転角度30度ごと(計12カ所)の''力の大きさと方向''をリアルタイムで表示・記録することができる。

またSGX-CA600との組み合わせではペダリング効率、左右パワーバランスの判定機能を搭載。ペダリングの可視化をさらに進化させ、グラフ表示でトレーニングのモチベーションを高める。

GPSサイクルコンピューター SGX-CA600

ペダリングモニターセンサー
型番:SGY-PM930H
価格:12万9600円(税抜)
2018年11月下旬 発売

ペダリングモニターセンサー シングルタイプ(L)
型番:SGY-PM930HL
価格:7万4800円(税抜)
2018年11月下旬 発売

ペダリングモニターセンサー シングルタイプ(R)
型番:SGY-PM930HR
価格:7万4800円(税抜)
2018年11月下旬 発売

GPSサイクルコンピューター
型番:SGX-CA600
価格:3万6800円(税抜)
2019年1月中旬発売

ペダリングモニターセンサー「SGY-PM930H/HL/HR」の主な特長

1) SHIMANO社製クランクセット「FC-R9100」「FC-R8000」への取り付け対応

2) 左センサー薄型化で取り付けバイクを拡大
SGY-PM910Zと比較して左センサーを薄型化することで取り付け可能バイクを拡大

3) ペダリングを可視化する。左右各々のクランクにかかる力の大きさと方向を回転角度30度ごとに計測
左右のクランクアームに取り付けるひずみセンサーで、左右それぞれのクランクにかかる力(接線方向、法線方向)の大きさと方向をクランクの回転角度30度ごと(計12カ所)にリアルタイムで計測し、計測したデータをサイクルコンピューター「SGX-CA500」(既発売)、新製品「SGX-CA600」に送信することができます。

4)SGY‐PM930H/SGX-CA600専用「Cyclo-Sphere Control App」を使用してスマートフォンでカンタン操作
Bluetooth通信に対応し、「Cyclo-Sphere Control App」を使用して設定や操作が容易に行えます。センサーの使用時に必要になるモード切り替え、マグネット校正、ゼロ点校正がウィザード形式で確実に簡単に行えます。

またBluetooth経由でファームウェアの更新が可能です。デバイス情報やメンテナンス情報を手軽に確認でき
製品を安心してご利用いただけます。またペダリングモニター独自の表示であるフォースベクトルやパワーバランス等をスマートフォンの画面でリアルタイムに表示します(データの保存はSGX-CA600が必要です)。サイクルコ ンピューターに比較して、より大きな画面でグラフィカルに表示し、室内トレーニングが充実します。

●iOS版
SGY-PM930H 11月中旬
SGX-CA600対応予定 2019年1月中旬

●Android版
SGY-PM930H対応予定 12月下旬
SGX-CA600対応予定 2019年1月中旬

5)Bluetooth 通信&パワー送信 スマートフォンや外部トレーニングアイテムとの連携
Bluetoothパワー送信はパワーメーターモード(シングル、デュアル)の時のみです。例えば他社サイクルコンピューターにANT+で接続しながら、同時にZWIFTを行う場合Bluetoothでのダイレクト送信が可能です。
※Bluetooth対応サイクルコンピューターとの接続はできません。

6) 右送信機キャップの5色をオプション販売 SGY-PM910H/V/Z/ SGY-PM930Hシリーズ対応
・SGY-RC930-R 付属NEWレッド 希望小売価格2400円(税抜)
・SGY-RC910-W, Y, L, G 白・黄・青・緑 希望小売価格2400円(税抜)

GPSサイクルコンピューターSGX-CA600の主な特長

1) より見やすく、分かりやすく、そして使いやすく
カラー液晶を採用&15種類のグラフ表示と250パターンのデータフィールドでペダリングスキル&パワーデータの可視化を実現し、様々なシーンでトレーニングや走行をサポート

・2.2インチカラー縦型QVGA液晶を採用し、高い視認性を実現。オートバックライトオフ機能搭載

画面レイアウト例
トルク表示
ナビゲーションマップ

■その他仕様
・省エネモード、スリープモード採用
・高精度GPS対応 GLONASS,みちびきに加えてA-GPSに対応。『Cyclo-Sphere Control App』で衛
星位置情報を高速で捕捉し、自車位置に反映します。
・SGX-CA600バッテリーの残量の%表示、残り使用可能時間も表示します。
・SHIMANO Di2シンクロシフト対応 SRAM RED eTap対応

2) 独自のスキルアップサポート
左右それぞれのクランクにかかる力の大きさと方向を回転角度30度ごとに表示

ペダリングモニターセンサーと接続し、計測されたデータから、ペダリング1回転ごとの力の効率を示す“ペダリング効率”や左右それぞれのペダリング1回転ごとの“パワー値”に加え、クランクの回転角度30度ごと(12カ所)の“力の方向と大きさ”(フォースベクトル)をリアルタイムでグラフィカルに表示、1秒単位でデータ保存ができます。加えてグラフ表示でペダリング効率を判定します。パワー値、ケイデンス値に対応して高効率の状態では『GOOD』を表示します。その他には左右のパワーバランスを『GOOD』判定。数字に加えてトレーニングレベルの目安となります。

フォースベクトル表示
トルク表示

3) ANT+, Wi-Fiに加えてBluetooth通信に対応
通信方式として新たにBluetoothを搭載。2種の専用のスマートフォンアプリを活用して本体の設定からログデータのアップロード、解析まで手間なく行えます。またBluetooth対応外部トレーニングツールとの密接な連携を実現しました。
. Bluetooth心拍センサー接続
. Bluetoothパワー送信機能でZWIFT Appなどに接続可能(ペダリングモニターセンサー、ANT+パワーを変換)
. Bluetooth経由でスマ‐トフォン『Cyclo-Sphere Control App』にログデータ転送 1Mbyte3分程度
. 『Cyclo-Sphere Control App』 で指示してWi-Fiでファームウェアアップデート

4) マップデータ内蔵ナビゲーション機能搭載
. 日本全国のマップデータを内蔵
. STRAVAやRide With GPSで作成したコースデータを自動同期して、『Cyclo-Sphere Cotrol App』経由でSGX-CA600コースフォルダーから選択すればマップ上に反映され、コースプロファイルを確認してナビゲーションを開始します。コースファイルはFITファイルとTCXに対応します。

ナビゲーションマップ
ナビゲーション

5) コーチングやグループライドをトレーニングの場へ 『ライブパートナー機能』
SGX-CA600を共通で使用するコーチや走行仲間間でリアルタイムにパワー値、インテンシティ(FTPに対する負荷強度)情報を共有。パワーメーターが無くても心拍数を共有することができます。グループライドでのトレーニング走も効率よく行え、走行も楽しくなります。コーチ1名に3名の生徒等3チャンネルまで接続が可能です。相手の状態が把握しやすいグラフ表示で、車間があくとアラート表示します。

3秒平均パワー・3秒平均パワー体重比・左右ペダリング効率・TSS・インテンシティ
ケイデンス・心拍数・消費カロリー

6) 充実のトレーニングメニュー作成
・スマートフォンで『Cyclo-Sphere Analysis App』を使ってメニューを作成。SGX-CA600で取得して行うトレーニングアシスト
・SGX-CA600本体でメニューを作成選択するオリジナルメニュー作成 既成メニュー FTP20分、MMPメニュー
・Training Peaks™サービスで作成したトレーニングメニュー(ワークアウト)を『Cyclo-Sphere Control App』経由してSGX-CA600に取り込んで使用することが可能です。

7) 外部トレーニングアイテムとの連携を強化
・STRAVA ライブセグメントに対応
スマホ経由でスターつきのセグメントを自動同期
セグメントリスト表示、開始カウントダウン、プロファイル表示
KOM、PR、残り距離表示

・スマートトレーナーコントロール
ANT+接続によりスマートトレーナーとのトレーニングメニューの負荷連動、過去のログデータとのシミュレーション斜度連動を実現。プロファイルを表示して室内で効果的にコース疑似トレーニングができます。

・スマートフォンメッセージ表示
電話、メール、メッセージの通知表示を行います。走行中の連絡確認が可能です。

専用アプリを同時リリース!

ペダリングモニターセンサーSGY-PM930H、サイクルコンピューターSGX-CA600の設定などをスマートフォンで行える専用アプリ「Cyclo-Sphere Control App」をリリース。SGY-PM930Hではゼロ点校正、デバイス情報、ペダリングベクトル画面がリアルタイムに確認できるライブペダリングに対応。

●iOS版
SGY-PM930H 11月中旬
SGX-CA600対応予定 2019年1月中旬

●Android版
SGY-PM930H対応予定 12月下旬
SGX-CA600対応予定 2019年1月中旬

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