テスラ 最新モデル「モデル3」日本初展示!|国内での納車は2019年後半以降か

テスラ 最新モデル「モデル3」日本初展示!

テスラ モデル3発表の場は”川崎”

2018年11月8日、テスラはラゾーナ川崎プラザ(神奈川県川崎市)の同社ショールーム「テスラストア」にて、「モデル3」の発表会を行った。

モデル3の予約は既に2016年3月31日から開始しており、現在も受付中である。価格は約519万円~723万円(税込・米国仕様)。予約開始からはや2年以上が経過しているが、現在の予約台数について同社は非公開としている。なお、日本でのモデル3の納車は2019年後半以降の予定だ。

生産は既に始まっており、予約していたテスラ従業員に向けた最初の納車は、2017年7月28日にカリフォルニアのテスラファクトリーにて行われた。

今回のモデル3は、「自動車業界を変えていけることを信じ抜く」という想いを乗せて開発されたテスラの電気自動車(以下EV)である。これまでの高級EVである「モデルS」「モデルX」に比べ、モデル3は小さく、シンプルで手頃な価格を実現した。

量産型EVとして作られたモデル3は、「世界の持続可能エネルギーのシフトを加速する」というテスラのミッションを達成する上で重要な役目を担っており、早期の導入が期待されていた。

なお、今回の発表イベントには、テスラモーターズ日本法人 カントリーセールスディレクター 吉田篤司 氏が登壇した。

モデル3(米国仕様)3つのラインナップ

性能がアップデートされ続ける モデル3

テスラ 最新モデル「モデル3」日本初展示!

テスラ モデル3は、モデルSやモデルX同様にワイヤレスで常に最新のソフトウェアへアップデートされる仕様となっている。

もちろんアップデートの度に、セキュリティ強化や新機能の追加、またナビやオートパイロット(自動運転補助機能)の改善が、定期的に行われるなど、年々性能が良くなっていく仕組みが施されている。

クルマの鍵は、スマホアプリとカードキーを用意

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モデル3では、鍵の解錠やクルマの管理などをスマホの「テスラアプリ」で行えるようになっており、事前に冷暖房を付けておくことや、今クルマがどこにあるのかなどを把握できるようになっている。

また、メインとなるスマホアプリと合わせて、カードタイプのサブキーも用意された。

モデル3のピラーにかざすことで、解錠できるようになっている。

モデル3 主な3つの特長

オートパイロット(自動運転補助機能)

テスラを象徴する先進技術のひとつでもあるオートパイロットは、モデルSにももちろん装備されている。

オートパイロットとは、自動運転(レベル2)を行う先進の運転補助機能。

プレゼンテーションでは、実際に無人運転でモデル3が自ら駐車するシーンを、動画で披露していた。

テスラ 最新モデル「モデル3」日本初展示!
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高速道路での半自動運転のみならず、商業施設や狭い駐車場でも、降りてスマホ操作一つで駐車完了できる機能もあり、ドライブの負担はかなり楽になるだろう。

無駄ゼロが追求されたインテリアデザイン

テスラ 最新モデル「モデル3」日本初展示!
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インテリアスペースは徹底的に無駄を排除したデザインとなっており、スッキリとしたダッシュボードに15インチのディスプレイとステアリングのみ。またオールガラスルーフということもあり、全く圧迫感を感じさせない空間を実現した。

快適な15インチタッチスクリーンディスプレイ

テスラ 最新モデル「モデル3」日本初展示!
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内装に装備された15インチタッチスクリーンディスプレイは、非常にスムーズな操作が可能。

しかもこのディスプレイでは、スピードメーターをはじめ、地図やバッテリー残量の表示、音楽の操作、電話、シートの操作、エアコン調節、後方モニターの確認など、車にまつわるあらゆる操作を行うことができる。

充電について

スーパーチャージャーによる高速充電

テスラのスーパーチャージャー(高速充電施設)は全国に19箇所(90基)に設置されている。容量60%までの充電時間はおよそ約30分と短い。

テスラについて

2003年に設立され、今年で15周年を迎える電気自動車メーカー(本拠地:アメリカ)。EV以外にも、エナジー製品やソーラールーフなど、事業は多岐にわたっている。

また「ギガファクトリー」という世界最大の電池工場を持っており、施設は現在も日々拡大中。今までに納車したEVは累計35万台で、節約したガソリンは11億リッターにのぼっている。

モデル3 スペック

© 株式会社MOTA