クイズで算数の面白さ 猶興館高2年生が「出前授業」

 長崎県平戸市岩の上町の県立猶興館高(渡邉研三校長)理数科の2年生15人が7日、同市内の五つの小学校を訪れ算数や理科の「出前授業」に取り組んだ。

 高校生には、授業の準備を通して知識を深めてもらうとともに、小学生に理数系への関心も高めてもらおうと毎年実施している。

 市立平戸小(中村新一校長、382人)では、3年生計65人がプリントに描かれたマッチ棒の位置を書き換え数式を導き出すクイズなどに挑戦。正解が出ると歓声を上げて喜んだ。

 平戸小の黒瀬結音さん(9)は「頭を使うけどとても楽しい」と笑顔。猶興館高の赤木祐貴さん(17)は「子どもに分かりやすく伝えるのは難しいが、理解し楽しんでくれたのでうれしい」と話した。

高校生(中央)とクイズを楽しむ子どもたち=平戸市立平戸小

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