【ブンデスリーガ】今季初となる伝統の”デア・クラシカー”!勢いのあるドルトムントがバイエルンに打ち勝つか⁉

通算121回目を迎える”デア・クラシカー”

ブンデスリーガにおいて最も白熱する試合であるボルシア・ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンの”デア・クラシカー”。今季初となる一戦は首位のドルトムントに対してバイエルンが順位で下に位置する近年稀に見る状況に。ドイツ中が待ち望んだビッグマッチは、果たしてどちらのチームが制するのだろうか。

ブンデスリーガ創立1963年から公式戦通算121試合目の対戦となる大一番。ホームのドルトムントは今シーズン絶好調で、第10節終了時点で7勝3分けと未だ負けていない。さらに得点数も「30」を記録しており、1試合平均3ゴールを挙げている。中でも好調なのが、今夏バルセロナから加入したパコ・アルカセルとキャプテンマークを巻くマルコ・ロイスだ。アルカセルはリーガ126分間で7得点を挙げる離れ業を成し遂げ、ブンデスリーガ史上最速ペースでゴールを量産した。ロイスも近年ケガに苦しんできたが、今季は衰えを微塵も感じさせずリーガで6ゴールを記録。絶対王者バイエルンを下せば、ブンデス優勝の可能性も見えてくる。

大一番を制しバイエルンは不振を脱却できるか

対するバイエルンはリーガで不振に喘いでいる。9月下旬から10月上旬にかけてリーガ3試合勝利なしとディフェンディングチャンピオンらしからぬパフォーマンスに終始。直近のフライブルク戦でも引き分けに終わっており、伝統の一戦で負けるようなことがあれば、ニコ・コバチ監督の進退にも影響が出るだろう。ただ、”デア・クラシカー”の成績においてはバイエルンが優位に立っている。過去120回の対戦でバイエルンが56勝でドルトムントが30勝、昨シーズンは公式戦初となる同カード3連勝を達成。最後に行われたゲームでは6-0と大勝を収めている。ちなみに、最も点差がついたのは1971年にバイエルンが達成した11-1という試合だ。

© 株式会社SPOTV JAPAN