超小型衛星「ひろがり」 日本古来の技術の実証実験に挑戦!クラウドファンディング開始

国立大学法人室蘭工業大学 航空宇宙機システム研究センターは、大阪府立大学小型宇宙機システム研究センターと共同で開発を進めているプロジェクトについて、宇宙に打ち上げるフライ
ト品の設計・製作費用に充てるため、「日本の伝統工学が日本の未来をつくる技術に。宇宙工学の歴史的一歩へ!」と題したクラウドファンディングのプロジェクトを開始します。

宇宙により大きなものを運ぶためには、大きいものを小さくたたんで打上げ、宇宙で大きく広げるという技術が必須となります。本学では、数年前から日本古来の技術である「折り紙工学」を用いて宇宙構造物を小さく折りたたみ、宇宙空間で展開させる研究を進めています。

今回のプロジェクトでは、宇宙での太陽光発電の実現や気象観測の精度の向上等、環境問題の解決や人類の生活の向上につなげるべく、本学で製作する展開構造物を超小型衛星「ひろがり」に搭載して宇宙ステーションへ打ち上げ、実証実験を実施する予定です。

また、このプロジェクトは、クラウドファンディングサイト「Readyfor」を利用し、目標金額は150万円。2018年11月12日(月) 10時から開始、2018年12月25日(火)迄を期日としています。なお、期間内に目標金額に達しなかった場合は、支援者に全額返金となります。

Image Credit:国立大学法人室蘭工業大学
■目標150万円!クラウドファンディングを活用して、超小型衛星を打ち上げ、宇宙で日本古来の技術の実証実験に挑む!
https://readyfor.jp/projects/muroran-hirogari

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