マンUに強さが戻った? 85分以降の2発でのCL逆転劇は“あの日”以来

強豪相手に冴え渡ったモウリーニョ采配 photo/Getty Images

7日にUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第4節が行われ、グループHのマンチェスター・ユナイテッドがユヴェントスに2-1で勝利した。

相手のエース、クリスティアーノ・ロナウドが挙げた先制ゴールにより窮地に陥ったマンチェスター・ユナイテッドだが、85分すぎより猛反撃。86分にMFフアン・マタが直接フリーキックを突き刺して試合を振り出しに戻すと、90分にアシュリー・ヤングが蹴ったフリーキックが相手のオウンゴールを誘い、逆転勝利を収めた。チャンピオンズリーグの舞台で同クラブが85分以降の2得点でビハインドを覆したのは、“カンプ・ノウの奇跡”として世界中のサッカーフリークの間で語り継がれている、1999年5月26日の決勝戦(バイエルン・ミュンヘン戦)以来となる。

今季のリーグ戦序盤で勝ち点を取りこぼしたマンチェスター・ユナイテッドだが、直近の公式戦6試合中3試合で85分以降に得点を挙げるなど、最近は驚異的な粘りを見せている。この6試合で8失点と依然として守備に不安を残しているが、曲がりなりにも公式戦3連勝を記録したことは、11日に宿敵マンチェスター・シティと戦う同クラブの選手にとって自信に繋がるだろう。マンチェスター・ダービー(プレミアリーグ第12節)における同クラブのパフォーマンスに注目だ。

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