強盗に備えて 横浜の銀行で訓練

 強盗が押し入った事態を想定した訓練が8日、横浜市中区羽衣町1丁目のみずほ銀行横浜中央支店で行われた。行員や伊勢佐木署員計約60人が参加した。

 硫酸入りのボトルを持った男が店舗に押し入り、窓口の行員を脅した上で、現金を奪って逃走する事態を想定。事前に取り決めてあった合言葉を行員が大声で発して、緊急事態であることを周囲に知らせ、男の逃走時にはカラーボールを投げつけた。通報で駆けつけた署員には男の着衣など特徴も伝えた。

 署員は「緊急時の役割について日ごろからシミュレーションすることで、冷静に対応できる」などとアドバイスした。

強盗が押し入った事態を想定して行われた訓練=横浜市中区羽衣町

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