よみがえる郷土の姿 昔の風景など100点 横須賀市文化会館でパネル展

 明治から戦後にかけての横須賀市内各地域の歩みを振り返るパネル展が9日、市文化会館(同市深田台)で始まった。当時のにぎわいや風景などを切り取った約100点を展示している。18日まで。

 市が主催する「よみがえるあの時の横須賀3」は追浜、田浦、逸見、横須賀中央、衣笠、大津、浦賀、久里浜、北下浦、西の10地域ごとに関連資料を展示。現在の湘南信用金庫本店(同市大滝町)近くにあったビアホール「大滝町キリン園」のパネルには、働く着物姿の女性従業員と、楽しむ客の水兵らが写っている。

 昭和初期の大津海水浴場や昭和30年代の浦賀ドックなどの様子も紹介。2020年に開設から300周年を迎える浦賀奉行所の歴史などをひもとくコーナーもある。

 市文化振興課の松田光晴主査は「郷土の歴史に関心を持つきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。

 午前10時~午後5時(最終日は3時まで)。14日は休館日。入場無料。問い合わせは同課電話046(822)8116。

横須賀の近現代の歴史を地域ごとに紹介するパネル展=市文化会館市民ギャラリー

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