佐世保(させぼ)市城間(じょうま)町の市立宮中の1年生約20人が10月30日、「地域貢献(ちいきこうけん)学習」に取り組み、古里・宮地区の歴史を学びながら地域の人たちと交流しました。
地元に住むさまざまな人とのふれ合いを通じて自主性(じしゅせい)をはぐくもうと、毎年、地区内の史跡(しせき)について講演(こうえん)を聞いたり、清掃(せいそう)をしたりしています。
生徒は2グループに分かれ、1569年に宮地区でくり広げられた「葛(くず)の峠(とうげ)の合戦」で、キリシタン大名の大村純忠(おおむらすみただ)の家臣として戦った大村(おおむら)純定(すみさだ)と小佐々弾正(こさざだんじょう)ゆかりの史跡を住民らとともに掃除(そうじ)しました。
このうち弾正の塚(つか)では、生徒8人が校区内の日本語学校「長崎日本語学院」の留学生(りゅうがくせい)13人といっしょに清掃。落ち葉を協力して集めながら、「どこから来たの?」「年齢(ねんれい)は?」などと楽しくおしゃべりしていました。
宮崎花(みやざきはな)さん(13)は「外国の人と話せたのがよかった」と笑顔。中島唯織(なかしまいおり)さん(12)は「(地域の史跡を)きれいに掃除して、自分の心もすっきりした気分」と話しました。
メクル第321号 歴史学び 地域と交流 佐世保・宮中
- Published
- 2018/11/10 10:57 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 13:10 (JST)
© 株式会社長崎新聞社