南米最強クラブを決めるコパ・リベルタドーレス決勝で実現したスーペル・クラシコ。ボカvsリーベルの宿敵バトルは大きな注目を集めている。
両者はライバル関係にあるが、これまで70人以上の選手が両チームでプレーしたことがあるという。そのなかの一部を紹介する。
ガブリエル・バティストゥータ(元アルゼンチン代表FW)
リーベル(1989-1990)ボカ(1990-91)
アルゼンチンを代表する本格派&正統派ストライカー。
エリア内では無類の決定力、長距離からでもゴールを陥れる破壊的シュートとフリーキックでDFたちを震え上がらせた。
そんなバティはニューウェルスでデビュー後、リーベルへ移籍。だが、パサレラのもとでプレータイムが減ると、ボカへと直接移籍した。
両チームに所属した期間は長くないが、どちらからも敬意を払われる類稀な選手だそう。
クラウディオ・カニーヒャ(元アルゼンチン代表FW)
リーベル(1985~88)ボカ(1995~98)
リーベルでデビューした快足FW。4つの欧州クラブでプレーした後、母国復帰を決断する。
だが、移籍先は盟友ディエゴ・マラドーナがいたボカだった…。彼の加入に際して両チームのサポーターによる乱闘沙汰が起きたとも。
ネルソン・ビバス(元アルゼンチン代表DF)
ボカ(1994~97)、リーベル(2003)
アーセナルにも所属した小柄なDF。まさにアルゼンチンらしい選手で、体格のハンデを補う狡猾さを持っていた。
ボカ、アーセナル、インテル、リーベルなどの名クラブに所属した一方、控え扱いがほとんど。
それでも、粘り強い“抜かせない”守備力が買われ、代表では重用された。
ニコラス・ベルトロ(現バンフィエルド)
ボカ(2006~08)、リーベル(2015~2018)
アルゼンチン代表経験も持つMF。左サイドを主戦場に豊富なアイデアやフェイントを駆使して、攻撃を展開するアルヘンらしい選手だ。
ボカでのデビュー当時はキープ力、パスセンスを買われていた。欧州ではパレルモやサラゴサで時に輝きを放ったが、現在は古巣であるバンフィエルドに戻っている(3度目の復帰)。
ジョナタン・マイダナ(現リーベル)
ボカ(2005~2008)、リーベル(2010-)
現メンバーのなかで、両チームでのプレーを経験している唯一の選手。
代表経験も持つ33歳のベテランCBは、両チームですでにリベルタ制覇も経験している。
地味ではあるが、かつては速さもあり、バランスの取れたDFだ。本来得点力はないはずだが、古巣ボカ相手にゴールを決めたことも。リーベルでは降格後もチームに残留するなど忠誠心を見せている。
ボカホームの1stレグが10日、リーベルホームの2ndレグは24日に行われる(日本時間)。