「頑張れ、ニッポン」―。サッカーのワールドカップ(W杯)で日本代表が初戦の相手ベルギー代表と戦った4日、長崎県内のサポーターも各地で熱い声援を送った。
200インチの大型画面がある長崎市尾上町のJR長崎駅かもめ広場には仕事帰りの会社員や学生ら約1500人のサポーターが集まり「ニッポン」コールを連呼。後半、先取点を取られた場面では歓声が悲鳴に変わったが、直後に同点、さらに逆転すると会場は歓喜の渦に包まれた。
声をからして最後まで応援を続けた長崎市の大学生2人は「勝てなかったのはめちゃくちゃ悔しい。次のロシア戦では絶対に勝ってほしい。またここで応援したい」と興奮気味に話した。
一方、長崎市元船町の大型商業施設、夢彩都では2台の大型テレビを設置。家族連れや学生ら約250人が観戦。家族と訪れた同市江の浦町の公務員、津村美樹彦さん(34)は「みんなで喜びを共有できるのは最高。稲本選手の幻のゴールは惜しかった」と話した。
(平成14年6月5日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。