【プレミアリーグ】水色と赤に染まるマンチェスター・ダービー!最大のライバルを蹴散らすのはどちらのチームか⁉ 第12節プレビュー ~part3~

前回対戦はユナイテッドが逆転勝利

”うるさい隣人”と揶揄していた時代が終わり、今やマンチェスター市の勢力図は大きな変化を見せている。プレミアリーグ連覇を目指すシティと、それを全力で阻止するユナイテッド。スタジアムが水色と赤に染まる、伝統の”マンチェスター・ダービー”が始まる。

マンチェスター・シティ

  • マッチプレビュー

リーグ戦無敗をキープしてダービーに臨むシティは、順位が4位以下との対戦では直近53試合で負けていない(44勝9分け)。最後に負けたのは2017年1月のエバートン戦まで遡る。またシティは2013年と2014年の対ユナイテッドとのリーグ戦で”ダブル”を達成している。ジョゼップ・グアルディオラ監督はジョゼ・モウリーニョ監督との過去21試合の対決で9勝7分け5敗と勝ち越しており、セルヒオ・アグエロはユナイテッドとの最近10試合で7ゴールを記録。2011年10月に6-1で粉砕したしたゲームで得点を挙げたアグエロは、プロキャリア100ゴール目となるメモリアルマッチでもあった。ただシティは近年のダービーで苦戦しており、最後に行われた公式戦8試合でわずか2勝しかしていない(2分け4敗)。

・欠場者情報

11月初旬のカラバオカップ4回戦に出場したケビン・デ・ブルイネは、相手DFが自身の膝の上に乗っかるような形となり靱帯を損傷。精密検査の結果4~6週間の離脱と診断されダービーは欠場に。また11月に入って、筋肉系のケガでニコラス・オタメンディが、ハムストリングの負傷でイルカイ・ギュンドアンが故障者リストに。今節に向けて中盤にやや不安の残る状況となっている。

ベップとモウリーニョの戦術対決にも注目

マンチェスター・ユナイテッド

  • マッチプレビュー

リーグ序盤に躓き第11節終了時点で7位と低迷しているユナイテッド。それでも最近は徐々に調子を取り戻しつつあり、プレミアここ4試合で負けなしに加え、ミッドウィークのCLユベントス戦では2-1の逆転勝利を飾っている。さらにユナイテッドは、昨シーズンのダービーでも劇的展開を演じている。シティが勝てばリーグ優勝という状況で、ユナイテッドが前半だけで2点ビハインドに。劣勢に立たされた後半だったが、ポール・ポグバが輝きを放ち事態は一変、3-2と大逆転で勝利を手にした。ユナイテッドがエティハド・スタジアムで0-2から逆転したのは昨シーズンので2回目。1回目は1993年11月に達成している。アントニー・マルシアルは現在リーグ4戦連続ゴール中で、もし今節もネットを揺らせばユナイテッド史上7人目の選手となる5戦連続ゴールを達成。ルート・ファン・ニステルローイ、ウェイン・ルーニー、エリック・カントナ、ドワイト・ヨーク、クリスティアーノ・ロナウド、そしてロビン・ファン・ペルシらと名を連ねることとなる。

  • 欠場者情報

エースのロメル・ルカクはハムストリングに痛みを抱えていて、第10節ボーンマス戦から欠場が続いている。現在はトレーニングに参加するまでに回復してものの、ダービーの欠場は濃厚だ。また、膝の負傷で10月から長期離脱中のアントニオ・バレンシアも復帰が見送りとなっている。

© 株式会社SPOTV JAPAN