アングラーは“いくつになっても少年”だ。釣りに潜む男の子が好きな「AMC」とは? “日が暮れるまで外で駆け回っていたあの頃”から、好きなものがちっとも変化していないのは、ひょっとして釣り人が永遠の少年だからなんでしょうか?よくよく考えてみると、そこには男子が好きな3要素「AMC」であふれていました。

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“紳士で少年”な釣り人たち

休日ともなれば日頃の疲れなど関係なく、フィールドに足を運んでしまう釣り人。遊ぶことに全力で向き合うその姿は、まるで子供のようでもありますね。

なぜこんなにも、釣りは私たちを魅了するのでしょうか? そのヒントは幼少時代の自分自身に隠されているのかもしれません。

男子が好きな3要素「AMC」 とは?

※釣り人の遺伝子に脈々と流れる「AMC」のイメージ画像(制作:TSURI HACK編集部)

「AMC」とは、この三つの単語の頭文字をとったもの。それぞれ男子が昔から好きなものを表してます。

「釣り」という遊びには、これらすべての要素が詰まっていることにお気づきでしょうか?

だからこそ、少年の心を忘れない釣り人にとっては、それがたまらない存在となるわけです。

次ページでは、詳しく解説をしていきたいと思います。

【次ページ:ミニ四駆と釣りの共通点とは?】

A=animal【動物】

虫とり、ザリガニ釣りに夢中になったあのころ

「A」はanimal(動物)の頭文字。

虫とりやザリガニ釣りにハマった人も多いはず。子供のころから男子の関心は何かと動物にあるものです。

どうやったら多くとれるのか、エサは何がいいのか、時間はいつがいいのかを子供ながらに考えながら、楽しんでいたのではないでしょうか。

釣りは、“魚という動物”とのふれあいなのだ

まさに釣りは魚という動物との駆け引き。釣れても釣れなくてもフィールドに足を運んで、魚との知恵比べをしてしまいます。

この楽しみは大人になっても変わりありませんね。

釣りをしない人からすれば、「釣れない時間が多いのに何してるのか?」と思われがちですが、釣り人にとってはその一瞬一瞬が、大事な魚との対話なのです。

気付いたら日が暮れるまで夢中になって釣りをする ― 。

虫取りに熱中していたあの頃と、なんら変わっていない気がします。

M=machine【機械】

マウンテンバイク・ミニ四駆が楽しかったあのころ

「M」はmachine(機械)の頭文字。

みなさんも子供のころにマウンテンバイクやミニ四駆にハマった経験があるはず。

ステッカーを貼ってみたり、シャーシの改造をしたりして、自分だけのカスタムをした人も多いことでしょう。

釣りはリールや車など、大好きな機械であふれている

釣りには子供のころ同様、機械が好きな男心をくすぐるものであふれています。移動手段として使う車やボート、複雑な構造をしているリールなど……。

極論、釣り人は機械に囲まれているといっても過言ではありません。

それぞれをカスタムしたり使いこなしたりする楽しみは、他の遊びではなかなか無いものです。

気付いたらリールのハンドルをクルクル回していたりするのは、釣り人が少年のころから変わっていない証なのかも?

【次ページ:収集したルアーをニンマリ眺める大人たち】

C=collection【収集】

カードダス、キン肉マン消しゴム、ビックリマンを集めたあのころ

「C」はcollection(収集)の頭文字。

カードダス、スーパーカー消しゴム、ビックリマンなどを集めることにハマったあの頃。

それらをいまだ、大切に保管している人も多いのではないでしょうか。

男子にとってはコレクション性が高いことも、熱中する理由になったりしますね。

釣りは、ルアーや道具を集める喜びに満ちている

釣りにはルアーを集めたり、道具をコレクションしたりする喜びがあります。全部同じように見えるものであっても、釣り人からすればそれぞれに意味があるもの。

同じメーカーで最新の道具を揃えたり、廃盤になってしまって手に入りにくくなった製品を集めたりと……コレクションの方法も人それぞれの楽しみがあります。

たくさん集めたルアーや道具を見ながら、ニンマリと悦に浸る。

あの頃に感じた「おもちゃが増えていく喜び」と、どこか似ているような気がしませんか?

大人になっても、好きなことは変わらない?

今回は男子がハマってしまう、釣りの三大要素「AMC」についてお届けしました。

このように振り返ってみると、みなさんにも思い当たる節がきっとあると思います。

釣りはいくつになっても飽きない遊び。

何十年経っても新しい魅力に気付いたり、やったことが無い釣りにチャレンジしてみたりと、大げさではなく、生涯に渡り楽しめる趣味と言えるでしょう。

少年のようなその純粋さを忘れずに、いつまでも釣りを楽しみたいものですね。

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