バルセロナFWウスマン・デンベレはすっかり問題児扱いされてしまっているようだ。
ドルトムントから昨夏バルセロナへ移籍したデンベレは、両足を巧みに使うスピード豊かなドリブラーとして高い評価を受けている選手だ。昨季は怪我で苦しんだが、今季はバルセロナでも得点力が増してきている。しかし、フットボールの能力だけではプロフェッショナルと呼ぶことはできない。
スペイン『MARCA』はバルセロナ側がデンベレに疲れ始めていると伝えているが、デンベレは素行の悪さが何度も問題になっている。今週木曜日にはチームトレーニングを欠席したのだが、その際クラブのスタッフに何の連絡も入れていなかったという。胃腸炎で苦しんでいたのが原因のようだが、1時間半遅れでデンベレと連絡が繋がり、その間バルセロナ側には動揺が広がっていたのだ。こうした遅刻も珍しいものではなく、デンベレの対応に手を焼いている部分もあるのだろう。
バルセロナ加入後も食生活の乱れが問題となったり、スペイン語の習得をやめてしまったためにチームメイトとのコミュニケーションが円滑ではないとの情報もある。同メディアもデンベレがスピード、テクニック、得点力を備えていると能力面はフォローしているが、ピッチ外での行動がバルセロナ側を困らせているようだ。
21歳と若いことも関係しているのかもしれないが、ピッチ外の騒動はキャリアを潰してしまう恐れもある。今回のトレーニング欠席も、報告、連絡、相談をきっちりしておくべきだろう。