プレミアリーグ第12節サウサンプトン対ワトフォード戦は1-1の引き分けという結果に終わった。
ただ、吉田麻也もフル出場した一戦では、サイモン・フーパー主審のジャッジが物議を醸している。ワトフォード側にPKが与えられなかったシーンと、サウサンプトンの2点目が取り消されたシーンだ。
後者はセインツが1点をリードした後半20分すぎ、チャーリー・オースティンがゴールを決めた場面。だが、オフサイドの位置にいた吉田がプレーに関与したとして、得点は取り消し。吉田はボールには全く触れていなかったのだが…。
『Sky Sports』によれば、元イングランド代表DFで現在は解説者のフィル・トンプソン氏はこう述べていたという。
フィル・トンプソン(解説者/元イングランド代表DF)
「(得点取り消しは)びっくりだったね。正しくないよ。
誰もが喜んでいたし、不利にされたと思っていたワトフォードの選手たちはひとりもいなかった。
吉田は絶対にボール(シュート)の近くには行かないようにしていた。
ボールは彼から1ヤード(0.9メートル)は離れていただろう。
いずれにしろ、彼はただボールがすり抜けてネットに入るのを見ていただけだ。あれはゴールだ。
サイモン・フーパーは完全に間違ってしまった。もしくは、より遠くにいた副審からの情報を聞き入れてしまった。
角度的に主審は(吉田が)GKの目線を妨害していると思ったかもしれない。
彼(吉田)はそうしていない。GKベン・フォスターの(前ではなく?)側面にいたので、目線を妨害してはいない。
もし情報が与えられているのなら、彼は(判定を)覆すべきだ。
吉田がボールに関与しようとしたり、妨害しようとしたりしていないことを見ることができるからだ。
あれは完全なゴールだ。彼(審判)が間違ってはならない簡単なジャッジだ」
確かに、あの場面で抗議するワトフォード選手はいなかった。
9月以降リーグ戦では勝ちがないサウサンプトン。代表ウィーク明けには敵地でフラムとの対戦が控えている。