新たなハリー・ケインのバックアッパー候補なのだろうか。トッテナムがエスパニョールで今季ブレイクしているストライカーに関心を示しているという。その選手とは、今季リーグ戦で6得点を挙げている25歳のボルハ・イグレシアスだ。
イグレシアスは昨季セルタからレアル・サラゴサにレンタル移籍し、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で結果を出したことを認められて今夏エスパニョールに加わった選手だ。今季挙げた得点がリーガ・エスパニョーラ初得点ということになり、年齢から考えると少し遅咲きの選手と言える。
エスパニョールといえば11試合を消化した段階でリーグ2位につける好調ぶりを見せているクラブで、そこでエースを張っているイグレシアスに注目が集まっているというわけだ。英『HITC』がその関心を伝えているが、トッテナムサポーターからは不安の声が挙がっているようだ。なぜなら、リーガ・エスパニョーラからやってきたFWに良い思い出がないからだ。
その思い出とは、2013年夏にバレンシアから引き抜いたFWロベルト・ソルダードのことだ。ソルダードはバレンシアのエースとして活躍していた選手だが、トッテナムでは目立った結果を残せなかった。そのため、イグレシアスへの関心にトッテナムのサポーターは警戒感を強めているのだ。
「彼が新たなソルダードではないことを願うよ」、「新たなソルダードがくるぞ」といった意見がSNS上に挙がっており、2500万ポンドとされるイグレシアスの移籍金に難色を示す人もいるようだ。リーガ・エスパニョーラで結果を出せるのは優れたストライカーの証だが、トッテナムサポーターの中には嫌なイメージがついてしまっている。