11日には今季初の「マンチェスター・ダービー」をホームで戦うマンチェスター・シティ。
エティハド・スタジアムでの前回対戦は2-3で敗れているだけに、シティ側はリベンジに燃えていることだろう。
ここでは、そんなシティの「メーカーロゴまで完璧に復刻してほしい」レトロなユニフォームをご紹介しよう。最近、トッテナムがHummel時代のキットをほぼ完璧に復刻しているが、シティでも実現してほしいキットを選出してみた。
Manchester City 1977-81 Umbro Home
大きめの襟が特徴あるキットで、いかにも70年代というレトロ感が良い感じ。当時はまだ胸にスポンサーロゴは無かった(81-82シーズンから登場する)。
首元から袖口のかけてのUmbroロゴマーク(ダブル・ダイヤモンド)の装飾も格好良い。当時のエンブレムのデザインは、マンチェスター市の紋章とほぼ同じだった。
Manchester City 1984-85 Umbro Home
シャドーの垂直ストライプが格好良いキット。ブルーで彩るVネックもオシャレだ。
スポンサーはオランダの家電メーカー「PHILIPS」で、シティとは1984年から87年までの契約。
なお、83-84シーズンも同じデザインのキットを使っていたが、そのシーズンのスポンサーはスウェーデンの自動車メーカー「SAAB」だった。
Manchester City 1984-86 Umbro Away
現在でも「思い出したかのように」シティのユニフォームに出現する、赤黒ストライプのキット。84-85シーズンは2部で戦い、1部昇格を決めている。
基本的なデザインは84-85のホームキットと同じ。Vネックにストライプのシンプルさが良い。最近では2011-12シーズンのアウェイキットで、この赤黒ストライプが使われていた。
Manchester City 1987-89 Umbro Home
古くからのシティのファンなら、もっとも印象に残っているかもしれない胸スポンサー「brother」が登場した87-89モデル。
白い線でダイヤモンドを描くデザインが特徴。胸の「brother」とは、もちろん日本の企業「ブラザー工業株式会社」のこと。80年代や90年代のシティのユニフォームを象徴するロゴマークだった。
Manchester City 1991-93 Umbro Home
紺色の襟が良いアクセントになっている91-93モデル。幾何学模様に見えるのはUmbroロゴのシャドーパターン。この頃からパンツの丈が、少しずつ長くなり始める。
91-92シーズンは1部(ディヴィジョン1)を5位、そしてプレミアリーグがスタートした92-93シーズンは9位という成績だった。
Manchester City 1993-95 Umbro Home
水色のシャツに紺色の「brother」が完全に定着した。シャツにはダブル・ダイヤモンドのグラフィックを取り入れていたが、91-93モデルよりも大きくて抽象的なデザインだった。
UKロックバンド「OASIS」のメンバーだったノエルとリアムのギャラガー兄弟は、ともにシティの熱狂的なサポーター。94年頃からシティのユニフォーム姿で音楽誌の表紙やビジュアルに登場したこともあった。結果、「brother」のキットは音楽ファンの間でも広く知られることになる。
Manchester City 1997-99 Kappa Home
Umbroとの契約が終わり、2部と3部で過ごした97-99シーズンはKappaのキットを着用。シャツの色は以前よりも濃くなり、「brother」のロゴは白に変更されている。
エンブレムは97-98シーズンから鷲のデザインに変更されたが、これはごく最近(2015-16シーズン)まで使われていた。Kappaとの契約はこの97-99シーズンのみで終了するが、それと同時に「brother」との関係も終わりを迎える。