身近に潜む気温差 体調管理に注意

しばらく暖かい日が続いてきましたが、徐々に冷え込んできました。特に13日以降は冷え込みが強まる予想です。では、厚手のコートでいいかというと、そうともいきません。身近にはまだ気温が25℃を超えているところもあるからです。

【気温は一日の中で乱高下する!】
この時期になると外は冷え込んできますが、実はいまだに気温が高い場所があります。中には気温が25℃以上の『夏日』となっている所が存在します。特にその特徴が顕著なのが、駅の構内など人が密集する場所です。筆者が実際に今日12日に小型気象測器を携えて調査をしてみました。午前9時半過ぎに人の多い電車に乗っていると気温はなんと26.8℃。不快指数は74.9で「やや暑い」の一歩手前です。一方、駅から出ると気温はぐんぐん下がり、なんと17.9℃まで急降下。このように一日の間に気温は10℃前後も乱高下することもあるのです。

【体調管理&服装選びに注意を】
これから気温が下がる時期に入りますが、気温予想だけみて服装を選ぶと人が密集する場所などで「思ったよりも暑かった」という罠にはまる可能性もあります。行く場所によっては脱ぎ着しやすい服装にするなどもよいかもしれません。また、急激な気温差は体に大きなストレスがかかるため、健康管理にも十分注意してください。

気象予報士・甲斐 友貴

画像について:電車内の気温

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