150台限定!ラグジュアリーボートとアバルトがコラボ
2018年11月9日、FCAジャパンはラグジュアリーボートメーカーである「リーヴァ」社とのコラボにより実現した限定車、「アバルト 695/695Cリヴァーレ」を発表した。価格は405万円~422万円(税込)。150台限定の導入で、デリバリーは2019年1月以降を予定している。
695/695Cリヴァーレは、「アバルト 695トリブートフェラーリ」「アバルト 695エディツィオーネマセラティ」に続いて3台目のコラボ実現車となる。
イタリアの老舗ラグジュアリーボートブランドとして世界的に有名なリーヴァ社は、様々なレースで多くの金字塔を打ち立ててきている。
その長い歴史、そして革新的なボートづくりを極める探求心が、アバルトブランドに流れるチャレンジングスピリットとも相通じるものがあり、コラボが実現した。
なお、今回の発表イベントには、FCAジャパン 代表取締役社長兼CEO ポンタス・ヘグストロム氏、同 マーケティング本部 プロダクトマネージャー 生野逸臣氏、Riva社日本正規ディーラー 株式会社リュウカンパニー 代表取締役 神影隆一氏が登壇。
その発表会の様子もお届けする。
アバルトとリーヴァ社の特別なストーリー
695/695C リヴァーレは、アバルトの創設者であるカルロ アバルト氏と、同じ名前を持つリーヴァ社の創設者のカルロ リーヴァ氏に共通した仕事に対する情熱や想像力が、現代になって繋がった特別なモデルである。
カルロ アバルト氏のチャレンジングスピリット
物語は1965年10月20日、モンツァ・サーキットで行われたアバルトのFIA世界スピード記録チャレンジに遡る。
自ら強く志願しシングルシーター・マシンに登場、クラス新記録を達成したのは、57歳を迎えたカルロ アバルト氏だった。
この時、レコードカーの狭いコックピットに乗るために、氏は食事のほとんどをリンゴに置き換えるリンゴダイエットを敢行、見事30kgの減量に成功した。
会場にはそのエピソードを印象づけるため、リンゴを展示するという粋な演出もみられた。
会場はシックなブラックで統一
現地では、入り口から長い黒色のカーペットが敷かれ、スタッフが全員黒服を着用しており、今回コラボに至ったラグジュアリーボート「リーヴァ」のメインカラーであるブラックを基調にした空間作りが徹底されていた。
アバルト 695/695C リヴァーレ 3つの特徴
今回発表されたアバルト695/695Cは、リーヴァ社製の最新鋭56フィート・フライブリッジボート「リヴァーレ」からインスピレーションを受けてデザインされた内外装が特徴である。
インテリア
ブラックを基調とするインテリアにはブルーレザーを用いたシートやメーターフード、ステアリングホイールと組み合わせると共に、ダッシュボードやステアリングホイールの一部には、アクセントとしてマホガニーを採用。ラグジュアリーボートを想起させる上質な空間を実現した。
エクステリア
ボディカラーは海を象徴するリーヴァヴルーとなっており、アクアマリーナのアクセントラインが加えられたツートンカラーに仕上がっている。
また、足元にはリーヴァのメインカラーにもなっているブラックを象徴した、ブレンボのキャリパーが装着され、エレガント且つスポーティなスタイルを実現した。
さらに、随所にあしらわれたクロームパーツがアクセントとなり、ラグジュアリーな雰囲気をより一層高めた。