レアル・マドリードは11日、ラ・リーガ第12節でセルタ・ビーゴとアウェイで対戦。激しい打ち合いの末4-2で勝利を収めたものの、その代償はあまりにも大きなものだった。
前半にカリム・ベンゼマが挙げた先制弾を皮切りに、両チームが攻撃的に出たことで試合は終始オープンな展開に。過密日程の中ピッチを走り回った選手たちは疲労困憊の様子を見せていた、すると19分、相手DFと接触したカゼミーロがプレー続行不可能となり途中交代。44分にはセルヒオ・レギロンがピッチに座り込み交代を要求し、前半だけで2枚の交代カード使用を強いられた。さらにレアルの悪夢は続く。69分にまたしてもDFのナチョが筋肉系のトラブルを起こし、交代枠がすべて負傷によるものという非常事態を強いられた。
試合前の時点でDF陣の負傷が多かったレアル。ダニエル・カルバハルやマルセロ、そしてラファエル・ヴァランヌが既に故障者リスト入りしており、メディカルルームはもはや野戦病院と化している。幸いにも今後2週間はインターナショナルウィークに入り、療養に専念できる時間が作れるものの、サンティアゴ・ソラーリ暫定監督にとっては頭を悩ます事態に陥っている。