日米野球第4戦 前田健太がマツダスタジアムで凱旋登板へ

MLBオールスターズと侍ジャパンによる「2018日米野球」は東京ドームでの3連戦を終え、日本時間11月13日の第4戦は広島・マツダスタジアムで行われる。すでに発表されている予告先発は、MLBオールスターズが前田健太(ドジャース)、侍ジャパンが大瀬良大地(広島)。ドジャース入団前に8シーズンにわたって広島でプレイした前田にとっては、かつての本拠地での凱旋登板であり、チームの後輩と投げ合う一戦となる。

前田は当初の予定通り、日本時間11月11日にチームに合流。事前から予想されていた通り、広島・マツダスタジアムで行われる第4戦に先発することになった。前田は広島でプレイした8シーズンで計218試合(うち217先発)に登板して1509回2/3を投げ、97勝67敗、防御率2.39、1233奪三振をマーク。2010年と2015年には自己最多の15勝をマークして最多勝に輝き、最優秀防御率3度(2010年、2012年、2013年)、最多奪三振2度(2010年、2011年)と輝かしい成績を残した。2010年と2015年には沢村賞に選出されるなど、日本球界を代表する好投手として活躍したが、「マエケン」の凱旋登板にマツダスタジアムは大いに沸くことだろう。

「マツダスタジアムで投げることができるのはとても嬉しい」と凱旋登板の機会を得られたことを喜んだ前田。「僕はメジャーリーグで3年間を過ごした。ファンのみなさんに僕のピッチングが良くなったところを見せたい」と第4戦での先発登板に向けて意気込んだ。

MLBオールスターズは、巨人とのエキシビション・マッチにこそ勝利したものの、侍ジャパンとの対戦では最初の2試合に連敗。前田がチームに合流した11日に行われた第3戦にはヤディアー・モリーナ(カージナルス)の活躍もあって勝利したが、侍ジャパンとの対戦成績は1勝2敗と負けが先行している。前田がかつての本拠地で好投し、まずは対戦成績を五分に戻しておきたいところだろう。「マエケン」の好投に期待したい。

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