日産自動車、大坂なおみ選手にGT-R NISMOを寄贈....最強マシンのスペックや走りをチェック【プレイバック】

日産自動車、大坂なおみ選手に「NISSAN GT-R NISMO」(アルティメイトメタルシルバー)を寄贈

大坂なおみ選手×GT-R NISMO、最強と最速のパートナー誕生へ

日産自動車は、同社のブランドアンバサダーを務めるプロテニスプレイヤーの大坂なおみ選手にGT-R NISMOを寄贈したと発表した。

大坂なおみ選手といえば、2018年に行われた全米オープンで日本人女子初のシングルス優勝を果たした後、日産自動車のブランドアンバサダーに就任。2018年9月13日には日産グローバル本社ギャラリーにて就任式が行われ、その際には100%電気自動車のリーフが寄贈された。

しかしこの就任式での大坂なおみ選手の「好きな車は白いGT-R」発言に対し、登壇していた日産自動車 星野朝子 専務執行役員が「GT-Rあげますっ!」宣言。まさかの快諾に関係者が戸惑う中、今回このような形で、本当にGT-R寄贈に至ったようだ。しかも、大幅に性能をアップしたNISMO仕様というオマケ付き。

今回は、このGT-R NISMOがどのようなマシンなのかを紹介する。

GT-R NISMOってどんなクルマ?

日産 GT-R NISMO ニスモ NアタックパッケージAキット装着車(2017年モデル)
日産 GT-R NISMO ニスモ NアタックパッケージAキット装着車(2017年モデル)

※写真は日産 GT-R NISMO “Nアタックパッケージ”装着車。試乗レポートは

こちら

NISMOによる手が入った特別なGT-R

日産 GT-R NISMOの成り立ちを改めて説明すると、ご存知日産が誇るスーパースポーツモデル「GT-R」をベースに、同社のモータースポーツ・ハイパフォーマンスチューニング部門であるNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)による大幅な改良がなされ、走行性能をアップさせた特別なモデル。ノーマルのGT-Rが運動性能と高級感、快適性を両立しているのに対し、このGT-R NISMOは、よりストイックに走りに振った設計がなされている。

その一例として、GT3クラスのレーシングマシンと同一の高効率大容量タービンの採用、後付けではなく製造ライン段階から剛性アップを施した専用ボディ、300km/h走行時で標準車+100kgのダウンフォースを発生させる専用エアロパーツ、高速コーナリング性能を高める専用設計サスペンションなどなど、数えだせばキリがないほどの手が入っているのである。

その性能は、最高出力441kW(600PS)/6800rpm、最大トルク652N・m(66.5kgf・m)/3600-5600rpmという途方もないもの。GT-Rの最高出力419kW(570PS)/6800rpm、最大トルク637N・m(65.0kgf・m)/3300-5800rpmと比べても、その差は歴然だ。

また価格に関しても、ベーシックなGT-R(3.8 ピュアエディション)の1023万円に対し、1870万円と大幅にアップしている。(価格はともに消費税込み)

GT-R NISMOの走りとは

今回は、数々のスポーツカーの試乗レポートを執筆している自動車ジャーナリストの嶋田智之氏によるGT-R NISMOの試乗レポートを紹介する。

試乗したのはGT-R NISMOにさらなるパフォーマンスアップを施した “Nアタックパッケージ”装着車。大坂なおみ選手に寄贈された車両よりもさらに走りに振ったチューニングがなされているが、その刺激的な走り、設計にあたって込められた想いなどを感じていただけるはずだ。

【当時の記事はこちら】

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