パタゴニアのショップスタッフに聞く!山を楽しむおすすめの2018年秋冬コーディネート 機能性の高さとスタイルのよさで、山好き、アウトドア好きから人気を得ているパタゴニア。今回は全国各地に展開している直営店のなかから、神田、大阪、広島ストアのショップスタッフさんに、秋冬ハイクのコーディネート例を提案してもらいました。のんびりハイクからスピードハイク、そして雪山登山まで対応するレイヤリング集です!

山の経験を生かしたショップスタッフさんからの提案!

秋も深まり、高い山はすでに雪化粧に包まれ始めた季節。凛とした空気に包まれた山々は、晴れていれば遠くの景色を見渡せ心地よいもの。しかし天気が崩れれば、想像以上の寒さに包まれてしまいます。だからこそ山を登り、下るパフォーマンスを落とさないために、レイヤリングは大切です。

そこで、実際に日々山に登っているパタゴニア各ストアのショップスタッフさんに、実際の山の経験を生かした、秋冬ウエアのコーディネートを提案してもらいました。

パタゴニア 東京・神田ストア

冬の低山ハイクには、定番アイテムが使えます!

鶴巻 拓さん好きな山は、日光白根山、大苔薩嶺

2.5層構造のH2Noパフォーマンス・スタンダードと呼ぶ防水透湿素材を採用した『トレントシェル』。初めてのレインウェアとして、価格も手頃でカラーバリエーションも豊富。冬の低山、里山でも活躍する機能性を備えています。『コージーパイクパンツ』は4WAYのストレッチ性と立体裁断、程よいフィット感でとにかく動きやすい。普段使いもしたくなるテーパードパンツです。近郊の低山ハイクには、この2アイテムの組み合わせが基本です!

着用アイテム
アウター:メンズ・トレントシェル・ジャケット ¥18,000
パンツ:メンズ・コージー・パイク・パンツ ¥15,000

低山から高山までレベルアップしていきたい人に

福田 倫史さん好きな山は、北岳、飯豊連峰

『ナノエア・ライト・フーディ』と『キャプリーン・エア・フーディ』の組み合わせは、着心地がとてもよく、体温を快適に保ってくれます。暑さ寒さへの対応力が高く、着脱の手間を減らしてくれるので、山歩きに集中できます。『サイマル・アルパイン・パンツ』は、頑丈なソフトシェルパンツながら軽く、立体裁断と適度なストレッチ性が岩場に、そして撥水性は小雨にも対応。使えるシーンの多いパンツです。

着用アイテム
アウター:メンズ・ナノエア・ライト・フーディ ¥31,500
ベースレイヤー:メンズ・キャプリーン・エア・フーディ ¥18,500
パンツ:メンズ・サイマル・アルパイン・パンツ ¥18,000

パタゴニア 大阪ストア

低山ハイクの防寒着は動きやすい『R2ジャケット』に決まり!

青野 広志さん好きな山は、武奈ヶ岳、雪彦山

保温性を保ちながら、適度に汗を出してくれる『R2ジャケット』がおススメです。サイズ感も改良され、程よいフィット感があって動きやすく、普段着としても使いやすいフリースです。『ストーニークロフト・ジーンズ』はジーンズと名がついていますが、完全な化繊パンツなので街から低山ハイクまで使える汎用性の高さがポイントです。『クラウド・リッジ・ジャケット』は3レイヤーの防水透湿ジャケットで、季節を問わず活躍するアウターです。

着用アイテム
アウター:メンズ・クラウド・リッジ・ジャケット ¥ 30,000
ミッドレイヤー:メンズ・R2ジャケット ¥ 22,000
ベースレイヤー:メンズ・キャプリーン・ミッドウェイト・クルー \7,300
パンツ:メンズ・ストーニークロフト・ジーンズ ¥ 11,000
パック:ナイン・トレイルズ・パック 28L ¥20,000

運動量の高いスピードハイクに適した保温力と通気性のよいコーデ

川村 瑠璃さん好きな山は、六甲山

スピードハイクでは、ベースレイヤーの『キャプリーン・エア・フーディ』が重宝します。着心地もよく見た目もシンプル。寒がりで汗かきな私でも、抜群の保温力と汗ぬけのよさで快適なランを楽しめます。そして保温着に『フーディニ・ジャケット』、さらに寒さを感じるとき、また休憩中にはその上から『マイクロ・パフ・フーディ』を羽織ります。『ウインド・シールド・パンツ』は前方からの風は防ぎ、膝の裏は通気性の高い生地でムレず、寒くもなく快適です。

着用アイテム
アウター:ウィメンズ・マイクロ・パフ・フーディ ¥ 37,000
ミッドレイヤー:ウィメンズ・フーディニ・ジャケット ¥ 13,500
ベースレイヤー:ウィメンズ・キャプリーン・エア・フーディ ¥ 18,500
パンツ:ウィメンズ・ウインド・シールド・パンツ ¥ 20,000

パタゴニア 広島ストア

冬の低山を寒さをものともせず駆け抜けるなら

今井 操(みさお)さん好きな山は、広島県安芸太田町にある深入山

アウターの『フーディニ・ジャケット』は、言わずと知れた万能ウィンドブレーカーです。ランにも普段にも◎。ベースレイヤーは『ロングスリーブ・ナイン・トレイルズ・シャツ』を合わせます。ヒップが隠れる着丈とすっきりした袖周りが動きやすいのです。『センタード・タイツ』は生地が厚手で肌寒い朝夕でも、冷えず動きやすいです。『ナイン・トレイルズ・パック16L』は、フィット感もよく、トレランとハイクのどちらでも使いやすいです。

着用アイテム
アウター:ウィメンズ・フーディニ・ジャケット ¥13,500
ベースレイヤー:ウィメンズ・ロングスリーブ・ナイン・トレイルズ・シャツ ¥7,200
パンツ:ウィメンズ・センタード・タイツ ¥11,000
パック:ナイン・トレイルズ・パック 14L ¥18,000

ポカポカ陽気の低山ハイクはアクティブにも動けるスタイルで

濡れても保温力を維持してくれ、急な気温の変化にも対応する『マイクロ・パフ・フーディ』は、寒い季節の必需品です。ゆっくりコーヒータイムの防寒着にも使えます。袖がなくレイヤリングしやすい『R2ベスト』は、あったかい行動着としてオススメ。暑さを感じて脱いだ際も、コンパクトに収納できてうれしい限り。『キャプリーン・エア・フーディ』は、シームレスの3Dニット構造で、着ていることを忘れるほど快適です。

着用アイテム
アウター:ウィメンズ・マイクロ・パフ・フーディ ¥37,000
ミッドレイヤー:ウィメンズ・R2ベスト ¥16,000
ベースレイヤー:ウィメンズ・キャプリーン・エア・フーディ ¥18,500
パンツ:ウィメンズ・ハッピーハイク・ステューディオ・パンツ ¥11,000
パック:リンクド・パック 28L ¥16,000

寒いとき程、程よいあったかさが寒さを防ぐ!

パタゴニアのショップスタッフさんが提案してくれたコーディネートに使われているアイテムは、メンズ、ウィメンズともにほぼすべて同じアイテムがラインナップされています。共通しているのは、寒いからといって着込み過ぎないということ。

歩きはじめは寒くても、低山であれば歩いているうちに体温は上昇してきます。そこで汗をかき過ぎてしまうとその後急激に冷えることも。程よいあったかさを提供してくれるウエアこそが低山ハイクに適したウエアといえます。

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