環境改善と地球温暖化防止に効果のあるエコドライブの普及や交通安全対策の向上を目指す「交通環境セミナー」がこのほど、横浜市神奈川区のかなっくホールで開かれた。神奈川県トラック協会と、かながわエコドライブ推進協議会の主催で、約150人が参加した。
8回目の今回は、割り込みや追い越し運転に腹を立ててあおり運転などを行う「ロード・レイジ」撲滅に向け、怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」の活用を提案する産業カウンセラーの菅野昭子さんが講演した。
アンガーマネジメントの研修を行う企業の代表を務める菅野さんは、「相手を思いやる、譲り合いの精神が大事」と強調。怒りの感情をコントロールするための心理トレーニングであるアンガーマネジメントを活用し、「あおり運転をする気にならないようになってほしい」と訴えた。
セミナーに参加した男性は「感情をコントロールする方法がためになった。アンガーマネジメントを実践したい」と話していた。
またセミナーでは、慶応大学体育会自動車部員の4人が、大学生から見たエコドライブの可能性についてトークセッションを行った。