米機墜落、慰霊の場開放を 住民が要望 大和

 1964年9月、厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)を離陸した米空母艦載機が大和市上草柳の舘野鉄工所に墜落して8人が死傷した事故で、住民グループが13日、慰霊のための現場開放などを求めて1888人分の署名を大木哲市長に追加提出した。

 住民グループによると、署名提出は昨年9月に次いで2度目。前回は上草柳地区を中心に1万400人の署名を集め、今回は8~11月に西鶴間地区で戸別訪問などをしたという。

 要望書では、(現場は国有地のため)フェンスにさえぎられ、落ち着いて慰霊できない。市の平和都市宣言の趣旨を生かして、市民がいつでも自由に慰霊できる場を設置してほしい、などとしている。

9月に営まれた慰霊祭=大和市上草柳

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