ドライバー不足の物流業界 免許なくても挑戦を

 ドライバー不足が問題になっている運輸業に関心を持つ人を対象にした「運輸業セミナー」が13日、横浜市中区のハローワーク横浜で開かれた。ハローワーク横浜の主催で、求職中の41人が参加。神奈川県トラック協会が運転手の仕事について紹介するとともに、県産業労働局が就職支援制度について説明した。

 セミナーでは、同協会の担当者が、日々の生活に必要な食料品や日用品を運ぶトラック物流の重要性について解説。「暮らしを支える縁の下の力持ち」として働くやりがいを伝えた。

 また、運行管理など事業者の安全対策や働き方改革の取り組みについて説明。最新のトラックの性能なども紹介した。

 県産業人材課は、仕事に必要な大型免許などの取得に際し、県が費用を負担する制度「平成30年度物流業界における新たな担い手育成事業」を解説。「免許がなくてもぜひ挑戦してほしい」と呼び掛けた。

 県は21日、物流業界の求人企業と求職者のマッチング会を開催する。会場は、県トラック総合会館(同市港北区)で、午後1時半から5時。入場無料。問い合わせは、シグマスタッフ横浜支店電話045(548)6494。

トラック運転手の仕事について解説に耳を傾ける参加者 =ハローワーク横浜

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