ジャニス・ジョプリンのライヴ映画『ジャニス』、東京と大阪のZeppにて世界初!一夜限りのライヴハウス上映が決定!

1969年。 ロック・ミュージックにとって重要な年は、様々な解釈はありますが、こと1969年にかけては、ロック・ミュージックの歴史の中でも特別な年であることに疑いはない。アメリカで行われたウッドストック・フェスティバル(Woodstock Music and Art Festival)が行われた年なのだ。8月15日から3日間ブッ通しで行われた音楽フェスは、40万人を集客し、以降50年間カウンターカルチャーの象徴として多くの人々に語り継がれることになった。そこで披露されたジミ・ヘンドリックス、ザ・フー、スライ&ザ・ファミリーストーン、ザ・バンド、テン・イヤーズ・アフターそしてジャニス・ジョプリンなど数々の伝説となるパフォーマンスが披露された。まさしく来年2019年は、あの伝説から50年の記念すべき年なのである。

そんなタイミングの来週11月20日(水)には、ジミ・ヘンドリックスのライヴ・ドキュメンタリー映画『ジミ・ヘンドリックス』を東京と大阪のライヴハウスZeppにて、大音量上映を実施するのですが、遂にジャニス・ジョプリンの映画も、Zepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)にて、世界初ライヴハウス上映[キネマ最響上映]を行うこととなった。世界でも類をみないライヴハウスのPAシステムをフル活用した大音量上映で、伝説のロック・シンガーが、遂に"Zeppに降臨"する。まさしく、ジャニスのライヴを疑似体験いただける。

Zeppでの上映日は1月22日(火)。その前週の1月19日(土)は、ジャニス・ジョプリンの生誕76年の記念日でもある。全米で8週1位を獲得した畢生の名盤『チープ・スリル』('68年作品)発売から50周年を迎えデラックス盤が12月5に発売。再来年の2020年10月は、没後50年を迎えるにあたり、27歳でこの世を去ったジャニス・ジョプリンの熱く短い人生の足跡を、ライヴ映像と生前のインタビューで辿るライヴ・ドキュメンタリー・フィルム『ジャニス』(74年作)が、世界初ブルーレイ化され来年1月9日発売されるなど、世界最高峰のシンガーの一人、ジャニス・ジョプリン熱が世界中で再び飛び火しそうだ。

『私は、自分の声に誠実であろうとしただけ』 _ジャニス・ジョプリン

類まれな表現力で女性ロック・ヴォーカルの典型的スタイルを創りあげたジャニス。魂を絞り出す様なソウルフルな歌いまわしと心をわし掴みにする独特のハスキー・ボイスで歌いあげる「心のカケラ|PIECE OF MY HEART」「サマータイム」「ジャニスの祈り|MOVE OVER」「ミー・アンド・ボビー・マギー」(死後、シングルとして発売され全米No.1を獲得)など彼女を語るに必要な不朽の名曲が数多く存在する。'43年南部テキサス州生まれ。'66年にサンフランシスコに移住、"Big Brother and the Holding Company"に参加。'67年に同名アルバムでデビュー、モンタレー・ポップ・フェスティヴァルにも出演し脚光を浴びる。翌年傑作『チープ・スリル』(全米1位を獲得。8週1位。)を発表するも、ジャニスはバンドから脱退。ソロ活動に入り'69年には、自らのバンド" kozmic blues band "を率いて『コズミック・ブルースを歌う』を発表。アルバム『パール』制作中の'70年10月4日、薬物の多量摂取により宿泊中のロスのホテルで27歳という若さでこの世を去った。その後ジャニスの愛称をタイトルにした遺作『パール』は、9週連続全米1位を獲得する。伝説のシンガー、ジャニス・ジョプリンの熱く短い人生の足跡を、ライヴ映像と生前のインタビューで辿る永遠のドキュメンタリー・フィルム。ロックが大きく変容を遂げる時期に極めて重要なミュージシャンとしてジャニス・ジョプリンという希有のシンガーを、インタビューや一気にその名声を得るきっかけとなったモンタレー・ポップ・フェスティヴァル(1967年6月) /ウッドストック・フェスティバル(1969年8月)等の迫力に満ちたライヴ・パフォーマンス映像で綴る。

冒頭、亡くなる3日前にレコーディングされたアカペラ楽曲「ベンツが欲しい」(Mercedes Benz)をバックにジャニスの愛車ポルシェが映し出され本編がスタート。公民権運動、ベトナム反戦運動、ウーマンリブなど激動の時代に、社会を風刺した「ベンツが欲しい」で始まった本作は、’67年のデビュー後、短期間で一気にスターダムにのし上がった彼女の27年の短い人生を象徴する。成功の裏側で、人種差別が激しかったアメリカ南部の土地で生まれ、自分の容姿に悩み、人種差別に反する独自の考えをもったことで、高校時代にはいじめにあうなど、孤独な人生を送った彼女の苦悩の人生も浮き彫りにされ、亡くなってから約50年が経過するいまでも共鳴する人が後を絶たない。そこには、ひとりの女性の壮絶な生きざまと魂の叫びが感じられる。女性にとって風当たりが強かったこの時代に、カウンターカルチャーのアイコンとして脚光を浴び、そして人生を猛スピードで駆け抜け夭逝したシンガー、ジャニス・ジョップリン。その類まれなる個性と唯一無二の存在感を醸し出し、音楽史上に残る不世出のシンガーとなった彼女の人生を窺い知る作品となっている。本作では、いまなお心に響く歌声が宝石の様にまぶしく輝き続ける。まさしく、彼女の心の叫びを感じるには必見の1作である。亡くなった後、9週連続全米一位を獲得したシングルであり、本編のエンディングである「ME AND BOBBY McGEE」が、物悲しく響く。['74年全米公開作品。日本劇場初公開'90年]

そのジャニス・ジョプリンのライヴ・ドキュメンタリー・フィルム『ジャニス』を世界のミュージシャンが認めた日本屈指のライヴハウスZepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)にて一夜限りの特別上映[キネマ最響上映]を行う。本イベントは、“絶叫OKのライヴ音響による上映”ということで、スタンディング・エリア(立見エリア)では、ライヴさながらにお楽しみいただけます。まさしく日本屈指のライヴハウスZeppの『ダイナミックな音圧』『ライヴ級の大音量』『迫力の大画面』という究極の環境にて、来日公演が叶わなかったジャニスの情熱のライヴ・パフォーマンスをご体感ください!座席数が非常に限られた1夜限りのスペシャルな上映ということで、チケットのご購入はお早めに。本日11月15日(木)12:00より、イープラス(e+)にて先行抽選受付(プレオーダー)開始!本作品は、次いつZeppで上映できるかわからないということで、今回の上映がまさしく、”世界初”でありながら”最後“のライヴハウス上映[キネマ最響上映]となる。一生に一度あるかないかの超貴重なこの機会、ライヴハウスZeppにジャニス・ジョプリンの魂の歌声が響き渡る。

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