【プレミアリーグ】クロップ監督の秘策?サラーのセンターフォワード起用を構想

新システムでポジションをさらにゴール量産となるか

リバプールで絶対的エースとして君臨するエジプト代表FWモハメド・サラー。昨シーズンに比べて得点数が減少しているが、ユルゲン・クロップ監督はリーグ後半戦に向けてある秘策を考えているようだ。

サラーは今シーズン公式戦17試合に出場して8ゴールを挙げている。通常なら評価されるべき数字だが、サポーターは昨季リーグ戦32得点のようなゴール量産を期待しているのも事実。サラー対策が敷かれ始めている今季の打開策としてクロップ監督はセンターフォワードでの起用を構想しているようだ。

右ウィングを適正ポジションにしているサラーだが、プレミアリーグでは相手DFがサラーにスペースを与えない守備を徹底しているため、裏に抜け出した際にシュートコースが限定されてしまっている。そこでクロップ監督は今シーズン途中からサラーをトップ下のポジションに置き、今夏に加入したジェルダン・シャキリを右サイドに採用。これによってサラーが自由になりボールを持つ時間が増えるようになった。

柔軟な対応でチームを活性化させるクロップ監督

ただ、サラーが真価を発揮するのはペナルティエリア内に進入した時のプレーだ。トップ下では中盤のパス回しに参加しなければならないため、ゴール前に入るのが一歩遅れてしまう。そこでクロップ監督が考え付いたのは、センターフォワードのロベルト・フィルミーノとトップ下のサラーのポジションを入れ替えるシステム。フィルミーノを攻撃に軸に据えることでサイドや中央からの攻めのパターンに彩りを加えるのが狙いだ。まだ実戦での起用はされていないが、この戦術がはまればリバプールは新たな進化を遂げるかもしれない。

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