1万円を切るリーズナブルな夜間脳ドック! 短時間で受診できるシェア医療に注目

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J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー『MORNING INSIGHT』。11月14日(水)のオンエアでは、医療業界にも浸透しつつあるシェアリングエコノミーに注目! 脳神経外科医・菅原道仁さんをお迎えし、お話を伺いました。

■休眠している医療機器で実現する安価なシェア医療

脳神経外科医として救急医療の現場を経験してきた菅原さんがいつも思うことは、「救急車に乗る前に予防できなかったのか」ということ。健康予防として、病気になる前にやるべきことのひとつが健康診断です。しかし、その一番のネックになるのが「検査の値段が高い」こと、そして「時間がない」ことです。それを解決する方法として菅原さんが考えたのが、シェアリングエコノミーの考えを導入することでした。「シェアする医療」とはどのようなことなのか、詳しく伺いました。

菅原:MRIの機械をクリニックが終わった時間に動かして、脳ドックとして提供するサービスをやっています。MRIは高価な医療機器ですが、24時間365日電源を入れっぱなしで動かしているので、夜間も技術者さえいれば検査できるわけです。
別所:では、使わない手はないということですね。
菅原:だから、シェアリングエコノミーで、夜間休眠している医療機器を実働することができれば、健康診断が安く提供できるのではないのかなと思いました。

■医師の説明などを簡略化・コストを削減

具体的にどれくらい健康診断の費用が安くなり、効率化されるのでしょうか。

菅原:今やっているのは夜間脳ドックで、9800円でやっています。普段私たちがフルサービスでやっている脳ドックは3万5000円です。値段としては安くなりますが、夜間脳ドックは人件費を削減しています。脳ドック、健康診断でコストがかかるのは、医師の説明が一番大きいので、そこを削って、診断結果は直接説明するのではなく、放射線読影医という専門家の先生に読んでもらい、それをPDFファイルで送ることで対応しています。フルサービスではなく、検査だけ受けたいという人もいる可能性もあると思い、今はニーズがどこにあるか探っているところです。

菅原さんのクリニックでは夕方18時から20時半まで夜間脳ドックを行っており、会社帰りに気軽に寄って、リーズナブルに検査を受けることができます。

別所:一般的に脳ドックを受診すべき年齢や状態はありますか?
菅原:働きざかりの40代以降はおすすめです。脳ドックで一番見つかるのは脳動脈瘤という、クモ膜下出血の原因の8割以上を占める病気です。クモ膜下出血は3分の1の方が亡くなってしまう、今でも怖い病気のひとつで、脳動脈瘤があるかないかがわかるだけで、先手を打って予防手術や健康管理で予防することができます。

■予防医療の重要性

別所:今後、他の検診にもシェアが広がりますか?
菅原:MRIだけでなくて、心電図をシェアしたり、血液検査の研究所をシェアしたり、さまざまなことができると思います。あとはスタッフの人件費や、場所を貸してくれるクリニックの協力が得られれば。今は私のところでしかやっていませんが、全国で広がっていけばいいなと思います。

現在菅原さんのクリニックでは夜間脳ドックを水曜日に週1度だけやっています。9月からスタートし、30代を中心に10人から20人が受診。働きざかりの忙しい人たちには「パッと来て帰れるのがいい」と好評だそうです。ちなみに保険医療でなく、自費診療となります。

脳ドックについては、年1度くらいのペースでMRIを見てもらうことを推奨し、「糖尿病やコレステロールが高いという人はやっておいたほうがいいと思います」とのこと。日頃からの健康予防の一環として、手軽な値段でできる脳ドックを受けてみてはいかがでしょうか?

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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