カラーコピーで偽1万円札 行使容疑で少年2人逮捕

 神奈川県小田原市の衣料品店で偽の1万円札を使用したとして、県警捜査2課と小田原署は15日、偽造通貨行使の疑いで、いずれも同市に住む無職少年(19)とアルバイト少年(18)を逮捕した。署はカラーコピー機で1万円札を偽造したとみて、通貨偽造容疑でも調べる。

 逮捕容疑は、共謀し10月下旬、同市の衣料品店で、アルバイト少年は1250円の衣類の購入代金として偽造1万円札を使用、無職少年は両替を依頼して偽造1万円札を渡した、としている。署によると、少年2人はいずれも容疑を認めている。

 署によると、アルバイト少年が釣りと衣類を受け取って店を出た後、無職少年が入店。両替を依頼して偽の1万円札を差し出した。無職少年が店を出た後、不審に思った70代の男性店主が110番通報した。

 また10月中旬から下旬にかけて、市内店舗で同様の手口による偽の1万円札の被害の届け出が3件あることから、署は関連を捜査している。

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