川崎市主催の「花展2018-私たちのかわさきパラムーブメント」が17、18の両日、JR川崎駅東口の地下街アゼリアで開かれた。華道家から中学生まで幅広い世代が、生け花やフラワーアレンジメントなどで「共生社会」を表現。彩り豊かな作品の数々が来場者の目を楽しませる。
花展は1次(17、18日)、2次(24、25日)に分割して開催される。1次では草月流の石倉菘清氏をはじめ、市や各区の文化協会、市内企業、中学や高校の華道部による作品が展示された。
ヒマワリと鮮やかな赤のグロリオサが目を引くのは、共学化に伴って創部された法政大学第二中・高等学校(同市中原区)茶華道部の秀作。部員で中学3年の城田淳美さんは「女子のパワーと男子の力強さを合わせた、元気あふれる様子を表現した」と胸を張った。
会場には、6千本のバラの造花で白地に大きく「パ」の文字を描いたモニュメントも置かれた。市内にある障害者や高齢者施設の利用者や市内在住の外国人らの合作で、携わった同市川崎区の小野寺さちえさん(59)は「一つ一つの花に皆さんの思いが込められている。ぜひ目に留めてもらいたい」と話した。
入場無料で24日は午前11時~午後8時。25日は午前10時~午後5時。19~25日まで五輪・パラリンピックや人権施策のパネルも展示される。