「ロコモ」予防へ 横須賀で市民講座

 「ロコモティブシンドローム」(ロコモ、運動器症候群)の予防をテーマにした市民公開講座が18日、横須賀市新港町の市医師会で開かれた。高齢者を中心に、約150人が参加。専門の医師らがいつまでも健康に暮らせるよう、家庭で簡単にできる運動などを紹介した。

 ロコモは年齢とともに筋肉や骨、関節などに障害が起き、立ったり歩いたりすることがつらくなる状態を指す。

 講演会で、スポーツ医学にも詳しいとつか西口整形外科(横浜市戸塚区)の三木英之院長が登壇。三木院長は「今よりも10分多く体を動かす習慣を、毎日の生活で身に付けてほしい」と呼び掛け、「バランス感覚や足腰の筋力を強化するためには、目を開いた状態で片足立ちやスクワット運動をするのが有効」などと説いた。

 市民公開講座は10月8日の「骨と関節の日」にちなみ、市医師会や市整形外科医会などが共催した。

健康寿命を延ばすための方法を紹介する三木院長=横須賀市医師会

© 株式会社神奈川新聞社