橋本総業、配送受託サービスを強化 即納品の在庫や加工機能拡充

 大手管工機材商の橋本総業(社長・橋本政昭氏)は、自社の注力業務として掲げる配送受託サービスの充実化を図る。即納品の在庫や加工サービスを拡充。地方の辺境地エリアなどをターゲットに売上増を目指す。

 同社の配送受託サービスは「みらい配送サービス」と称し、エリア内での工事店などを含めて橋本総業の物流網を利用した相乗り配送。料金は配送する個数単位で、サービス開始以来、それまで宅配便を利用していたような地方の顧客を中心に、少しずつ採用事例を増やしている。

 配送・物流サービスの拡充するために、橋本総業から即納できるアイテムの在庫を拡充。また、東京配送センター(東京都江東区東雲)で行っている鋼管のグルービング、ねじ切り、架台製作など加工機能を拡大し、サービスメニューを増やす。

 橋本総業が運営する24時間365日ウェブで受注、照会ができるオンラインパートナーシステム(OPS)の利用者数も増加傾向。将来的には、OPSとみらい配送サービスを融合させた物流サービスの展開も視野に入れていく。

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