UEFAネーションズリーグ（NL）最終節、イングランド代表vsクロアチア代表の試合が11月18日（現地時間）にウェンブリースタジアムで行われた。 結果は2-1でイングランド代表が勝利を収め、勝ち点7のイングランドは1差でスペインを上回り、逆転首位で来年6月にポルトガルで行われるプレーオフに進出を決めた。
この２ヶ国の対戦と言えば今年行われたロシアW杯、準決勝での記憶が蘇る。
英国『bbc』のインタビューでイングランド代表MFファビアン・デルフが「ドレッシングルームは緊迫した雰囲気だった」と述べたように、ホームチームはリベンジに燃えていたはずだ。
前半から主導権を握っていたイングランド代表だが、決定機をものにできずにいると57分にクロアチア代表FWクラマリッチに先制を許してしまう。流れを掴んではいるものの中々得点ができない。チャンスを逃せばツケを払うことになる。まさにあの時のデジャブである。
しかし生まれ変わった若きスリーライオンズは78分に反撃の狼煙をあげる。ロングスローをDFストーンズが逸らすと、FWハリー・ケインが何とか繋ぎ、最後は途中出場のMFリンガードが押し込んだ。
だがこのままでは次のステージに駒を進められない。
すると迎えた84分、7試合代表でのゴールから遠ざかっていたエースがここで大仕事。ゴール前に入ってきたFKのボールをケインが流し込んで2-1。12分間の逆転劇だった。
「It's coming home」
FWハリー・ケインが逆転弾を決めた後、そして試合終了後もウェンブリーに足を運んだイングランドのサポーターは、また叫び歌っていた。劇的な逆転劇でプレーオフに進出。フットボールの母国にタイトルがまた近づいている。
