鰻屋八兵衛 日本の老舗店が総監修

「蒲焼き うな重(上)」(35ドル)は、身の詰まった国産うなぎを、ふっくらとかば焼きに。ランチは30食限定で要予約

マンハッタンにありそうでなかった、うなぎの専門店が先月、ミッドタウンに登場した。スタイリッシュで落ち着いた雰囲気の店内で提供されるのは、伝統に忠実な、古き良きうな重だ。

うなぎのかば焼きは、熊本に店を構える老舗うなぎ店(店名は企業秘密)の料理長が監修しており、タレも同じものを使っている。愛知県産のうなぎを冷凍せず、生の状態で空輸するのがこだわり。丁寧に柔らかく焼き上げ、甘辛いタレに絡めれば、懐かしの日本のごちそうの完成だ。時々さんしょうをぱらりとかけて、香りと味わいの変化を楽しもう。

店内は照明をしぼり、落ち着いてシックな雰囲気に

昼はお吸い物とサラダ付きで、30食限定の35ドル。夜はこれに鰻(う)巻きなどが付く(100食限定、料金は70ドル〜)。

また、年内を目標にフルバーを設置したいとのことで、将来的には深夜の「ひつまぶしバー」も構想中。「鰻屋八兵衛」の今後の展開に、目が離せない!

Unagi-Ya Hachibei
238 E. 53rd St., 2nd Fl., (bet. 2nd & 3rd Aves.)
TEL: 212-888-8003
www.hachibei.nyc

大人の隠れ家を意識したという同店は、看板なし。店の名入りのランプが目印だ︎

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