アイチテクノメタルフカウミの「クラッド鋼箸置き」、燕市のふるさと納税返礼品に

 愛知製鋼(社長・藤岡高広氏)は19日、国内子会社でクラッド鋼板・ステンレス鋼板製造などを手掛けるアイチテクノメタルフカウミ(本社・新潟県燕市、社長・遠藤龍信氏)が製造するクラッド鋼箸置きセットが、新潟県燕市のふるさと納税の返礼品として登録されたと発表した。鉄鋼業で作られる鉄鋼製品がこうして活用されるケースはあまりなく、注目を集めそうだ。

 クラッド鋼は、性質の異なる金属を積層した鋼材で同社の代表製品の一つ。返礼品に登録された箸置きには、意匠性の高いステンレス鋼と銅を積層したクラッド鋼を使用。高度な素材加工技術が生きている。

 丁寧に研磨された素材には、同じものがない美しい波状模様が浮かび上がり、高級感がある。

© 株式会社鉄鋼新聞社