諫早農高「ハンパないっ茶」 生活科学科の3人がブレンド 緑茶の効能 若者にPR

 健康や肌にいい緑茶の効能を研究、会員制交流サイト(SNS)で発信しようと、県立諫早農業高生活科学科2年のプロジェクトチームが緑茶「ハンパないっ茶」を開発した。東彼東彼杵町で開発された「ながさき抹茶」とほうじ茶などをブレンドし、甘くてまろやかな味わいが特長。
 チームは平安香音さん、江口遥菜さん、濱崎結渚さんの3人。若い世代が飲みやすい緑茶を作ろうと同学科生約120人にアンケートを実施。苦味がなく、美容効果が期待できる緑茶を好むことが分かった。
 同市内の日本茶インストラクターに相談し、玉露などを作る過程で使われなかった茎だけの「白折れ茶」をベースに、「ほうじ茶」とカテキンを多く含む「ながさき抹茶」を独自の比率でブレンドした。
 名称は、サッカー日本代表の大迫勇也選手を評した言葉「半端ない」にあやかった。見た目のよさを重視したパッケージ(ティーバッグ5袋入り300円)には、手描きのイラストを添えた。
 17日の文化祭で来場者に販売。茶葉入りのティーバッグに水を注いだ冷茶やミカンなどの果物を入れた緑茶を振る舞った。平さんと江口さんは「予想以上の出来。地域の人にもっと知ってもらいたい」と話した。
 「ハンパないっ茶」と題したインスタグラムでは、開発した緑茶の効能や多様な飲み方を発信している。

まろやかな味わいが好評だった諫早農生による「ハンパないっ茶」=諫早市立石町、諫早農高

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