「UEFAネーションズリーグ、上位4強で組む最強ベストイレブン」

今年から始まった新たな国際大会、UEFAネーションズリーグ。代表国の争いながら、昇格・降格があるなど新鮮さを感じさせるものとなっている。

来年行われるファイナルズに進出したのは、オランダ、スイス、ポルトガル、イングランドの4か国に決まった。

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ここでは、『squawka』による「4強の代表選手で組むベストイレブン」を見てみよう。

GK:ルイ・パトリシオ(ポルトガル/スポルティング・リスボン)

ヨーロッパの大物GKたちはネーションズリーグであまり輝けていないが、彼は守護新として素晴らしいパフォーマンスを披露し続けている。

大会を通じてわずか2失点。ポルトガル代表を基盤として支える堅守は、ルイ・パトリシオなくして機能しない。

RB:デンゼル・ドゥムフリース(オランダ/PSV)

オランダ代表は今大会4試合で2勝1分1敗だった。この22歳のDFが出場した試合はどちらも勝利している。

PSVに所属するヤングスターは右サイドで好プレーを披露。ソリッドな守備だけでなく、攻撃面でも脅威となっていた。

CB:ジョー・ゴメス(イングランド/リヴァプール)

ワールドカップ後にどこからともなく現れた彼は、イングランドで最もソリッドなDFのひとりになった。

リヴァプールでも素晴らしいシーズンを送っているが、代表でも大きな賞賛を受けている。タフかつ真面目なプレースタイルによって、今後何年も固定されるはずだ。

CB:フィルヒル・ファン・ダイク(オランダ/リヴァプール)

ワールドクラスの能力、圧倒的なイケメン度、紳士としての偉大さを兼ね備える“反則級”の人物。

彼は驚異的なリーダーであり、若きオランダ代表を成功に導くことを手助けしている。ドイツとの2試合では価値あるゴールを決めてみせた。キャプテン、リーダー、レジェンド。

LB:デイリー・ブリント(オランダ/アヤックス)

ジョゼ・モウリーニョがマンチェスター・ユナイテッドには十分な選手が揃っていないと言った時、絶対に信じられないであろう理由のひとつが彼の存在だ。

ユナイテッドで干されたブリントは今夏、古巣アヤックスに復帰して復活を遂げた。自らのポジションである左SBに戻ると、インテリジェンスと重要な幅をオランダにもたらしている。

MF:フレンキー・デ・ヨング(オランダ/アヤックス)

彼は驚異的なMFだ。ワールドクラスの『6番』、『8番』、さらには『10番』にさえなる資質を持っている。

フランス、ドイツという強豪相手に驚くほどの自信を持ってプレーしていた。あのエンゴロ・カンテをやっつけたシーンは、オランダがW杯王者フランスを撃破した一戦のハイライトだ。

彼がどんな選手になる道を選んだにせよ、うっとりしてしまうような存在になるのは間違いない。

MF:ベルナルド・シウヴァ(ポルトガル/マンチェスター・シティ)

新たな世代を牽引する守り神的な存在を必要としていたポルトガル。それは、彼であった。

背番号10番を着ようが、11番を着ようが、ベルナルド・シウヴァはチームを完全に統率。貴重なゴールも決め、グループ首位に貢献した。

MF:ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ/リヴァプール)

リヴァプールではより深い位置でプレーすることが多い。だが、代表では本物の「Box to Box」MFとして解き放たれ、存在感と攻撃性を見せつけている。

前線への走り込みが得点機に何度も繋がるなど、オランダの復活に貢献してみせた。

RW:ラヒーム・スターリング(イングランド/マンチェスター・シティ)

今大会を通じて素晴らしかったスターリングだが、最も輝いたのはスペインを粉砕したセビージャでの夜だろう。

素晴らしい2ゴールを決めてホームチームに引導を渡し、口うるさい批評家たちを黙らせた。

彼はずっと期待されてきたような選手へと急速になりつつある。それはイングランドにとってはいいことであり、他の人々にとっては悪いことだ。

LW:マーカス・ラッシュフォード(イングランド/マンチェスター・ユナイテッド)

ジョゼ・モウリーニョを信じてはいけない。ブリントのケース同様、ラッシュフォードは(代表で)輝くプレーを見せているのだ。 

ユナイテッドと同じポジションで起用されているが、呪縛から解き放たれた彼は代表攻撃陣のなかでしっかりとした地位を与えられている(守備の負担も少ない)。 

イングランドはスペインから計4点を奪ったが、そのうちの3点はラッシュフォードが決めたものだ。ビッグステージで巨大な存在感を見せている。

CF:ハリス・セフェロヴィッチ(スイス/ベンフィカ)

ハリー・ケインやアンドレ・シウヴァ、メンフィス・デパイらは全員今大会で素晴らしかった。だが、彼らでさえこの男には及ばない。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ人の両親のもとに生まれたセフェロヴィッチ。彼がこれまで得点を量産したことはないが、ルツェルンでのベルギー戦では違った。

ハットトリック、しかもパーフェクトハットトリックをやってのけたのだ。そして、チームを0-2から5-2への大逆転勝利へと導いた。

彼のハットトリックは我々に衝撃をもたらし、なぜネーションズリーグが最高になりえるのかを見せつけた。このハットトリックでセフェロヴィッチはスイスのサッカー史にその名を刻んだ。

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