20日に行われたレバノン代表との親善試合で、これまで何度も日本代表を苦しめてきたオーストラリア代表FWティム・ケイヒルが正式に代表を引退した。オーストラリアはケイヒルを筆頭になかなか若返りできないところもあったが、ここからいよいよオーストラリアは新世代を軸にスタートしていくことになる。
英『FourFourTwo』が特集しているが、まずは25歳のFWマーティン・ボイルだ。スコットランド生まれながらオーストラリア代表を選択したボイルは、現在スコットランドのハイバーニアンでプレイしている。今回のレバノン戦が代表2試合目で、見事に2得点を記録。ケイヒルを3‐0の快勝で送り出すことに貢献した。
ボイルは、「チームはパーフェクトだったし、幸運にも僕も得点を決められた。選手たちが温かく迎え入れてくれたから、簡単にフィットできたよ」とコメントしている。
レバノン戦で代表初先発を飾った23歳FWアワー・メイビルも次代を担う選手だ。試合後には「チームにとってもケイヒルにとってもスペシャルなものだった。代表初先発は信じられない感覚だよ」と興奮気味に振り返っている。
また、「僕たちは新たな哲学を築いているところだ。コンビネーションプレイも徐々に良くなっている」と将来への期待感も口にしている。
長年日本のライバルだったケイヒルが代表を去るのは寂しいが、これからはメイビルや19歳のダニエル・アルザーニらが新ライバルとなっていくのだろう。