ノボ ノルディスクがサポートする1型糖尿病の田仲駿太さんが海外レースに初挑戦

1型糖尿病で鹿屋体育大学自転車競技部1年生の田仲駿太さん(大分県出身/18歳)が、ノボ ノルディスク ファーマのサポートを得て海外のトラック競技大会に初挑戦する。

田仲駿太さんは8歳の時に1型糖尿病を発症したが、病気と前向きに向き合いながらハードな自転車トラック競技に挑戦し、平成29年度の国民体育大会(愛媛)ではケイリン部門で優勝している。

ノボ ノルディスク ファーマは、糖尿病をもつ人々が病気に前向きに向き合い、夢をあきらめる必要はないと伝えることを目的に、2018年3月に世界で活躍できる糖尿病を持つアスリートを応援するプロジェクトを開始し、田仲さんが挑戦する海外レースの参加費用の提供支援を行う。

初の海外レースは、ニュージーランドで行われるトラック競技大会「サウスランド トラック チャンプス」(Southland Track Champs 2018年11月30日.12月2日New Zealand, Invercargillにて開催)となる。

ニュージーランドは自転車競技が盛んで、特にトラック競技はオランダ、イギリスに次いで世界3位の強豪国。「サウスランド トラック チャンプス」は、ニュージーランドのナショナルチームの選手などトップ選手が参戦するハイレベルな大会。

今回、田仲さんは、本大会のケイリン、スプリント、タイムトライアルレースに日本人として初めて参戦(注1)。 会場となるThe SIT ILT velodromeは、1000人の観客を収容できるインドアのトラックサイクリング施設で、ニュージーランドのオリンピック自転車チームのトレーニング会場にもなっている。

注1: 日本人では2014年大会のパラレースに出場している選手がいます。

田仲 駿太(たなか しゅんた)

所属: 鹿屋体育大学 (1年生)

鹿屋体育大学自転車競技部

トラック競技

生年月日:平成11年12月9日(18歳)

出身地: 大分市

出身高校: 大分県立別府翔青高等学校 自転車競技部 主将

小学校2年生(8歳)の3月に1型糖尿病を発症。

喉が乾き、トイレが近くなった。いつも通りのご飯を食べているのに痩せていく。授業に集中できないほどのだるさ。病気がわかったときは「このまま自分はどうなるのか、人とは全く違う生活をしなければならないのか」とショックを受けた。しかし、大分で行われている1型糖尿病のサマーキャンプに出会い、同じような仲間と生活を共にして励まされた。病気との向き合い方をマイナスに考えていたが、プラスに考えようと決めて180度変わった。

日ごろ気をつけていること:

ハードな競技をしているので、レース前の血糖管理やレース後の低血糖を減らすための注射の量の設定を主に考えながらコントロールしている。

自転車との出会い:

中学3年の冬、同じ中学で近所の友人の誘いを受けた。車輪の付いたスポーツに前から興味があったため始めようと思った。

自転車競技での成績(直近):

平成29年度

全国高等学校選抜自転車競技大会(福岡・久留米) ケイリン 2位

全国高等学校総合体育大会(インターハイ)福島 チームスプリント 2位

国民体育大会(愛媛) チームスプリント 4位、ケイリン 優勝

平成28年度

全国高等学校総合体育大会(インターハイ)鳥取 チームスプリント 優勝

全国都道府県対抗自転車競技大会(愛媛) チームスプリント 優勝 スプリント 8位

国民体育大会(岩手) 1kmタイムトライアル 6位

将来の夢

オリンピックや世界選手権で活躍できるような選手

大会概要

レース名: サウスランド トラック チャンプスSouthland Track Champs

大会日程: 2018年11月30日(金)から12月2日(日)

大会場所: ニュージーランド インバーカーギル New Zealand, Invercargill

参戦するレース種目: ケイリン、スプリントレース、タイムトライアルレース

問・

ノボ ノルディスク ファーマ

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