昨季までレアル・マドリードを指揮したジネディーヌ・ジダンは、ほとんど完璧に近い仕事をこなしてみせた。チャンピオンズリーグ3連覇に導き、リーグタイトルも獲った。サポーターも最高の時間を楽しんだことだろう。しかし、1つだけミスがあったのではないか。
英『Daily Mail』が唯一のミスと指摘したのは、今夏チェルシーへ向かったGKケパ・アリサバラガを獲得しなかったことだ。今年冬にはレアルも当時アスレティック・ビルバオに所属していたアリサバラガ獲得に動くといった話題があったのだが、ジダンが獲得を見送るよう指示したとも言われている。
代わりにレアルは今夏チェルシーからティボ・クルトワを獲得したわけだが、クルトワのパフォーマンスはここまで100点満点とは言えない。ベルギー代表でも直近のスイス代表戦で5失点するなど苦戦気味だ。一方でアリサバラガはスペイン代表でも存在感を増しており、守護神ダビド・デ・ヘアに近づきつつある。
アリサバラガはチェルシーへ8000万ユーロもの移籍金で加入しているが、今年冬なら2000万ユーロでの獲得が可能だった。クルトワもロシアワールドカップでは見事な活躍を見せたが、今はその姿が見えなくなってきている。レアルは次期スペイン代表守護神の可能性があったアリサバラガをターゲットにすべきだったのだろうか。