全国高校ラグビー県大会 あす23日決勝 長崎・かきどまり

 ラグビーの第98回全国高校大会県大会最終日は23日午後2時5分から、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場で長崎北陽台-長崎南山の決勝が行われる。両校の決勝対決は5年連続12度目。長崎北陽台は2年ぶり17度目、長崎南山は2年連続6度目の全国大会(12月27日~来年1月7日・東大阪市花園ラグビー場)出場を狙う。

 長崎北陽台は今年も組織力の高いチームに仕上げてきた。持ち味の堅守から、試合の流れを引き寄せる。攻撃面は突破力のあるナンバー8山添が柱のFWと、CTB岡崎、FB山口ら好選手が並ぶバックスとの連係を強化。ロック亀井の193センチの長身を生かしたラインアウトなど、セットプレーの安定も強みだ。

 長崎南山は長所の攻撃力に磨きを掛けて臨む。スピードと個人技に優れたCTB宮崎竜、SO有川らバックス陣が、どれだけ動けるかがカギ。FWは昨年の花園を経験したフッカー宮崎賢、プロップ二宮らを中心に密集戦で優位に立ちたい。SH筒口ら主要ポジションに名を連ねる1年生の活躍も楽しみ。

 今季の15人制で見ると、両校は1月の県新人大会、6月の県高総体ともに決勝で対戦。それぞれ長崎北陽台が10-0、31-15で競り勝っている。3度目の決勝対決もハイレベルな攻防が期待される。

長崎北陽台の攻守の要となるナンバー8山添=大村市、県営放虎原ラグビー場
長崎南山のバックス陣を引っ張るCTB宮崎竜=大村市、県営放虎原ラグビー場

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