全小中学校にエアコン　五島市が２９議案発表

　五島市は２２日、市内全ての小中学校へのエアコン整備費などを追加する総額１０億９９００万円の本年度一般会計補正予算案など、３０日開会の定例市議会に提出する２９議案を発表した。
　エアコンは全市立小中学校の普通教室と音楽室など特別教室の計１６７室に、来年夏までに設置することを目指す。総事業費は４億６２００万円で、財源には「平成の大合併」で誕生した市町村を国が支援する合併特例債を充てる。
　他の主な補正予算案は、７～１０月の台風や豪雨で被害を受けた漁港や体育館などの復旧事業に７千万円。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産がある奈留島の奈留港ターミナルと、久賀島の田ノ浦港にそれぞれ防犯カメラを設置する費用１５０万円も盛り込んだ。
　補正後の一般会計予算総額は前年同期比９・６％増の３４４億８１００万円。